ハーブ健康本舗には「ハーブ図書」と呼ばれる図書スペースが設けられています。

アイデア提案制度でメンバーから提案されたアイデアをもとにつくられたハーブ図書。自分が読んだ本を寄贈し、ほかのメンバーにおすすめすることができます。本屋さんや図書館に行かずとも、気になった本をいつでも借りられる、読書好きには嬉しいスペースです。

そんなハーブ図書をより活用できるよう、この度会社に「図書委員会」なる新たなチームが発足しました。

今回は、5月末に行われた図書委員会のキックオフミーティングにお邪魔し、発足経緯や活動内容を調査!あわせて、発足したての図書委員会メンバーに、ぜひとも読んでほしいおすすめ書籍を紹介してもらいました。

読み終わった書籍をみんなでシェアできる「ハーブ図書」

そもそも「ハーブ図書」とは、個人で読み終わった本や会社で購入した書籍をメンバーにシェアすることで、会社全体で読書を推進できるよう設置されたスペースです。

設置のきっかけは、メンバーのアイデア提案。広い視野・多角的な視点をもたらす読書を習慣化できるように…とのメンバーの想いから、ハーブ図書が誕生しました。

名著がたくさん寄贈され、いまや在庫数は累計100冊以上!一緒にはたらくメンバーにとっての大切な一冊に絞られているので、「読書をはじめたいけど、どの本を読めばいいんだろう…」と悩むメンバーにうってつけです。

ハーブ図書で借りられる本は、1回につき3冊まで。設置されている貸出票に、本を借りる日・書籍名・返却予定日を記入すればOKです。いつでも読みたい本を手軽に借りることができるハーブ図書は、現在でも多くのメンバーが利用しています。

ハーブ健康本舗メンバーの行動指針にも掲げられている「広い視野を身につける」「学び続ける」を体現する上で、読書は最適解。勉強目的だけでなく、好きな著者の書籍や心躍る物語を読むのは、心のゆとりにつながります。

読書の習慣を後押しする存在として、5年以上運用されてきたハーブ図書。会社の特徴を色濃く表した、独自の取り組みです。

図書委員会発足!キックオフミーティングに潜入

学びを深める読書文化を支えてきたハーブ図書を、さらに全メンバーが積極的に活用できるよう、この度「図書委員会」というチームが発足することになりました。

先日キックオフミーティングが開催されたので、お邪魔させてもらうことに!

実は、図書委員会を発足してハーブ図書利用を促すのも、アイデア提案制度に基づきメンバーが提案してくれたアイデアがきっかけなんです。

いままでは有志のメンバーが業務の合間で本棚を整理したり、定期的に書籍の入荷情報を周知したりして、運用を続けてきました。今後は図書委員会として、個人の有志ではなくチームとして運用していくことで、会社の読書文化をより充実させるのが狙いです。

この日はキックオフ。顔合わせがメインだったので、詳細な活動内容は後日アイデアを持ち寄って協議することに。

社内でおすすめ本のアンケートをとったり、瓦版のような形で情報発信したり…アイデア次第で面白い取り組みができそうと話していました。

会社規模・人員が増えるにつれ、部署によっては仕事での絡みが少なく、人によってはあまり話したことがない…というメンバーも出始めている今日この頃。

読書をきっかけに、仕事以外での社内交流につながる図書委員会の取り組みには、期待がもてます。

図書委員会の活動で特筆すべき点のひとつが、会社から予算が支給されること。ハーブ図書を充実させるために必要であれば、書籍の購入をはじめ、稟議により予算を使って活動することができます。

活動の主体は有志メンバーですが、会社としても福利厚生の一環として、図書委員会の取り組みを費用面からサポート。活動の幅が広がります。

もちろん、業務と並行して行うことなので、各人の負担を考慮し、委員会メンバーは任期制で行うことになりました。図書委員会の1期目は、立候補してくれた5人のメンバーでスタートします。

どんなによいと思ってはじめた取り組みも、日々の仕事が忙しくなると運用が行き届かなくなり、継続が困難になりがちです。活動内容とあわせて、中長期的に続けられる運用方針を、今後の検討課題として持ち越すことになりました。

図書委員会メンバーが推薦♪仕事に役立つおすすめ書籍

キックオフミーティングを終えた図書委員会のメンバー。会社の読書習慣がさらに盛り上がるように活動してくれる面々なら、絶対に読んでほしい至極の一冊をもっているかも…。

第1期の図書委員を務めるメンバーにお願いして、おすすめの書籍を紹介してもらいました♪

藁を手に旅に出よう “伝説の人事部長”による「働き方」の教室(荒木 博行 著)

主人公・新人社員サカモトが成長していく物語を通じて、経営学・マーケティング・心理学…と幅広い分野のノウハウを学べる、小説タイプのビジネス書籍です。

「何のためにはたらいているんだろう…」自分のキャリア形成に悩む20~30代向けビジネスパーソンに向けた、著者の温かいメッセージがこめられています。

◆図書委員・平安のコメント◆

前職の上司におすすめしてもらって知りました。イソップ物語や昔話をベースにした切り口で、はたらき方のヒントがわかりやすくまとめられています。

『ウサギと亀』の話を単なる“努力が大事”という結論にせず、自分が戦うべき場所でちゃんと勝負できているのか、はたらき方やキャリア形成の戦略の話につなげて解説していたのが印象的で…。面白くてためになるので、繰り返し読んでいる本です。

タイトル 藁を手に旅に出よう “伝説の人事部長”による「働き方」の教室
著者 荒木 博行
出版社 文藝春秋
初版 2020年9月
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成功は一日で捨て去れ(柳井 正 著)

アパレルメーカーの大手・UNIQLO。創業者が語る企業のビジネスモデル、成功の極意が詰まった一冊です。

後継者をどう育てるか、事業規模をいかに拡大していくか、社内体制をどう構築するか…経営者視点で綴られた組織運営の経験談と価値観には、多くの学びがあります。

◆図書委員・伊島のコメント◆

UNIQLOのような成功企業でも、経営者が苦労し獅子奮迅した歴史があるのだと知れる本です。成功体験をリセットし、時代の流れに合ったやり方を常に模索する姿勢に、胸が熱くなりました。

本の中に出てくる「経営は矛盾の解決だ」という言葉が印象に残っています。高品質なものをリーズナブルな価格で届ける矛盾にどう答えを出していくか…という経営者マインドは、一読の価値ありです。

タイトル 成功は一日で捨て去れ
著者 柳井 正
出版社 新潮社
初版 2012年3月
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セールスライティング・ハンドブック: 「売れる」コピーの書き方から仕事の取り方まで(ロバート W.ブライ 著)&売れるコピーライティング単語帖 増補改訂版 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2400(神田昌典・衣田順一 著)

通販の仕事をする上で重視されるセールスライティングのスキル。お客さまの気持ちを動かす魅力的な訴求表現は、一長一短で身につくものではありません。

仕事で使える文章力を磨く上で、ロングセラーを記録した不朽の名教科書&実践向きの単語集は、2冊セットで読んでほしいおすすめ本です。

◆図書委員・高永のコメント◆

どちらも仕事に直結する本です。ハンドブックの方は、セールスコピーの基礎がわかりやすくまとめられていて、会社マニュアルに共通するところもたくさんあります。学びが深まり、日々の勉強に役立つ一冊です。

単語帳の方は、コピーを書くのに迷った際に大活躍します。実用的で、実際にコピーライティングをするときに活用できるので、部署の棚に置いて皆で共有しています。

タイトル セールスライティング・ハンドブック:「売れる」コピーの書き方から仕事の取り方まで
著者 ロバート W.ブライ
出版社 翔泳社
初版 2011年3月
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タイトル 売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000
著者 神田昌典・衣田順一
出版社 SBクリエイティブ
初版 2020年4月
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プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる(尾原 和啓 著)

技術革新でどの会社でも良質な製品がつくられるようになった現代で、ビジネスパーソンが知っておくべき“価値の見出し方”をまとめた指南書です。

こだわりや哲学を反映した、誰にもまねできないプロセスにビジネスの活路がある!ものの売り方・魅せ方のヒントが凝縮されています。

◆図書委員・中井のコメント◆

前職の取引先の方に紹介してもらったのが読み始めたきっかけです。ものをつくっていく過程がお客さまを惹きつける武器となり、根強いファンをつくることにつながるのは、自分の仕事においても大きな発見でした。

つい先日、商品の製造過程での特徴や独自性のあるこだわりを部内で探っていたときに、「まさにプロセスエコノミーだ」と感じる場面があって。いまの仕事でも実感できることが多いなと、改めて本の良さに気付きました。

タイトル プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる
著者 尾原 和啓
出版社 幻冬舎
初版 2021年7月
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学びの機会を増やす!図書委員会が「読書」で会社を盛り上げます

メンバーのアイデア提案をもとに、ハーブ健康本舗を読書という切り口で盛り上げるべく立ち上がった図書委員会。読書に関心が高いメンバーが勢ぞろいし、活動がスタートしました。

読書は知識・視点が増えるだけでなく、著者の多様な考え方・価値観に触れることで心が豊かになります。仕事をする場所である会社が、ハーブ図書を起点にどのように変わっていくのか…いまから楽しみです!

今後の図書委員会の取り組みは、このブログでもどんどん取り上げていきたいと思います!

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執筆:住吉泰地(すみよしだいち)
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