この物語は、ハーブ健康本舗(以下「ハーブ」)社員・住吉が、会社が規定している「行動指針」の真の価値を問うために挑んだ、過酷な挑戦の軌跡である…。

はじめに

こんにちは、以前の記事にも登場した住吉です。

5月に部署異動があり、商品開発から採用広報へと担当が変わりました。会社についてたくさんの方に知ってもらえるよう、まずは自身が会社の価値観や仕組みをより深く理解しようと、改めて勉強し直しています。

ハーブの考え方を示す指標のひとつが「クレド 22ヶ条」です。クレドは、ラテン語で「価値観・行動指針」を示す言葉。ハーブ社員は経営ビジョンの実現に向け、クレドに表現された価値観・行動指針に基づき判断・行動することが求められます。指針として行動すれば実現したい理想の状態を達成できるのがクレドの重要なポイントで、共感できる内容が多いのですが、ここで少し疑問が。

総合知識テストで字面は暗記するけど、実際に価値観を体現できているかと問われたら、胸を張って「完璧です」と言えるのか…。このクレドが“行動”指針である以上、行動して成果を出さないと、クレドの存在意義がなくなるのでは…。

だったら、実際に指針通りに行動して、今まで出来なかった事に挑戦し、その成果を見てクレドの真価を問おう!…といった感じで、このブログ企画が始まりました。せっかくだから、自分の好きなジャンルで何かできないか…と思い、考えてみました。

【目標は高く明確に】目標は数値化して高く設定し、第三者が見ても分かるレベルに明確にする

夢を実現するには、その夢を強くイメージして目標を明確にすることが第一歩です。「なれればいいな」ではなく、理想の状態を強くイメージし、それを絵に描けるレベルにまで明確にします。何を、どんな方法で、いつまでに、どれだけの結果を出したいか、数字として表現できるものは、すべて数値化して高く設定し、目指す目標を第三者が見ても分かるレベルに明確にします。

クレド 第6条
[目標は高く明確に]より

私はプライベートでマラソンサークルに所属しています。フルマラソン(42.195km)を完走した経験はありますが、いつも友人に誘われるがまま、気分転換にのんびり走っています。でも、心の片隅では、「どうせならサークルのメンバーのように頑張って練習して、もっと走れるようになりたい」「でも仕事も忙しいし、練習キツいしなあ…」なんて思いもありました。

そんな中、友人が紹介してくれたのが、2020年9月6日に熊本県で開催されるMIZUKAMI MOUNTAIN PARTY(水上マウンテンパーティー)という、トレイルランニングの大会です。

そもそも「トレイルランニング」とは、林道、砂利道、登山道といった未舗装路を走る競技のこと。山や丘陵のきれいな空気、壮大な景色が味わえる一方、石や岩、木の根、階段など不安定な場所が多く、また山の標高差が激しく、通常のマラソンとは一線を画しています。尚、水上マウンテンパーティーは、ショートコース(約25km)、ミドルコース(約42km)、ロングコース(約67km)の3つが用意されています。

昨年の大会の様子です。
急な坂の傾斜、まるで壁!
天気が良ければ壮大な景観が!
ただしココまでたどり着くのが大変…。
川が流れているスポットもあります。
もの○け姫を思わせる神秘的な光景。

実は私、過去に別のトレイルランニングの大会に出場した経験があり、山を走る過酷さは痛いほど分かる!その上、本番は9月の凄まじい残暑。コース自体も過酷だと評判の本大会は、私が出場したところで完走出来ないだろうなと感じていました。でも、もし完走出来たら…。ハードルは高いけれど、それを乗り越えたら、大きな自信につながるのではないか…。

立てた目標が低いと、その分だけ自分の成長幅も狭くなる。ハーブのクレドで、目標を“高く”設定するよう明文化されているのは、成長の幅を自分で狭めないでほしい、という想いがあるからです。パワーアップするためにも、まだ達成したことがない高い基準に挑みたい。完走した後の景色を見てみたい…!ということで、今回「ロングコース」にエントリーすることを決心しました。

ちなみにこれは別のトレイルランニングで
走った時の写真…余裕ゼロの形相(笑)

目標は数値化して第三者が見ても分かるレベルに明確にすることが必要です。達成するイメージが明確であれば、達成までに何を取り組めばよいか、段階的に設定することが出来ます。もちろん目指すは「完走」ですが、ロングコースは14時間30分という時間制限もあるので、今回は「○時間後に○km地点まで到達」という細かい目標値を設定して挑みます。現時点ではまだコースマップを準備中だったため、コースが明確になったら設定に取り掛かろうと思います。

【逆算のプロセス設計】目標達成のためのプロセスを逆算して、具体的に設計する

目標を立てて次にやることは、結果思考でプロセスを設計することです。結果思考とは、将来実現したい理想の状態を明確にイメージし、それを実現するまでのプロセスを、理想の状態から逆算して設計し、今やるべき事を具体的にして対処する方法です。目標を明確に立てたら、必要な要素をすべて書き出し、優先順位を考えて、いつまでにそれぞれの要素を完結させるかを決定します。

クレド 第7条
[逆算のプロセス設計]より

目標は決まったので、今度は逆算して練習スケジュールを立てる事に。そもそも、山を67km完走するのに必要な要素は何だろう…。ちょっと書き出してみました。

7項目思いつきました。要素を書き出すことによって、具体的にどんな力を伸ばすと良いのかが明確になりました。次に、これを「理想の状態=9月6日の本番までに山67km完走」から逆算して、7月からの2ヶ月間の取組をスケジュールに落とし込みました。

月を前半と後半に分けて、いつまでに何を取り組むべきかをまとめました。もう少し細かく日付ごとに落とし込んでいくとより精度は上がりますが、目標達成に必要な要素とその期日が決まることで、目標達成までにやるべき事が把握でき、実現までのイメージが明確になります。これに沿って練習していこうと思います。

それにしても、なかなか大変だこりゃ!設定したことをやり切る執念も必要ですね…。

【圧倒的スピードで行動】スピードは競争力!圧倒的スピードで行動、業務を推進する

競争の激しい現代社会において、スピード感あふれる行動力、推進力は、高い競争力となります。また、チャンスは一瞬しかないことを心得ています。だから、私たちは、計画を立てたら、明日からではなく、今すぐ、即行動を起こします。目の前の仕事はいつまでにやるか、必ず期日を決めて取り組み、特に「ここぞ」という場面では、圧倒的なスピードで業務を推進します。

クレド 第8条
[圧倒的スピードで行動]より

スケジュールも立てたところで、さっそく練習開始!

とにもかくにも、まずは走らない事には始まりません。特に、上り坂はすぐに足が疲弊し呼吸が苦しくなるので、少ない時間でも集中的に取り組もうと思い、仕事終わりの時間を使って、坂道の多い公園の周回コースを走るところから始めました。

日本さくら名所100選 にも選ばれる
自然豊かな「西公園」。
面積約17万㎡の丘陵地で
地形が活きた坂道が多い練習スポットです。
昼間は木々の景観が素敵な場所ですが
夜はライトアップされ幻想的な雰囲気に…。
入口の急坂をダッシュで駆け抜け
トレーニングするランナーもよく見ます。

日々の仕事でも実感していますが、設定した期日より早く終わらせるよう取り組むと、早く仕事が終わる分次の仕事への取り掛かりが早くなって、結果業務の推進力アップに繋がります。練習もより前倒してこなせるよう、圧倒的スピード感を意識して練習していきます。

【業務の効率化を推進】業務の効率化・システム化を推進し、ムダな時間や作業を無くし、仕事のやり方を進化させる

1日24時間、体は一つです。だから、私たちは、決められた通りに仕事をするだけでなく、今よりも、楽に、簡単に、早くできる方法を考えて、ムダな時間、ムダな作業を無くしていきます。お客様満足を意識して、効果的な良いアイデアを思い付いたら、すぐに文書にまとめて会社に提案します。ただし、業務量が急激に増え、手に負えない状況に陥った際は、すぐに会社に報告します。

クレド 第12条
[業務の効率化を推進]より

ランニングと直接関係しませんが、意外と苦戦するのが「平日の練習時間の確保」。本番が近づく中、休みの日の練習量だけでは心もとない。でも、仕事終わりの時間が遅いと、疲労からなかなか練習に気合いが入りません…。

そこで、「今日は○時に帰る!」と決めて、時間内に業務を効率的に進めるために、1日の業務の中で、今よりも楽に、簡単に、早く出来ることがないかを、朝の通勤直後に考えることに。落ち着いて考えてみると、「あ、時間かけて資料作ってたけど、要点だけ整理して口頭の報告で済ませた方がいいかも…」「この仕事は集中して取り組む必要があるから、その前に細かい定型業務を済ませて…」等、いろいろコントロールできる部分があることに気が付きます。

時間は有限であることを意識し、仕事時間を有意義に使うことは、会社にとっても自分個人にとってもメリットがあります。まだ上手にコントロールできず、退勤時間が遅くなることもありますが、日々改善しグレードアップして、仕事の品質を担保しつつ退勤後の練習時間を確保していこうと思います。

・・・

今回はここまで!次回は本格的な修行編です。クレドの考え方に沿ってどんどん練習していきます!

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