美と健康をサポートする独創的な商品・サービスを創造し、誰もがずっと美しく健康でいられる社会を目指すハーブ健康本舗。お客さまが手にする商品には、長年のノウハウを生かし、品質に妥協せず開発しています。

納得できる最高の素材を、独自の組み合わせ・バランスで配合。成分本来の実力を最大限発揮できるような製法により、数多くの商品を開発してきました。しかし、お客さまにお届けする商品を完成させるには、素材・配合・製法以外にも重要な仕事があります。

今回は、商品開発にかかわる仕事の中から、「品質管理」「広告法務」2つの仕事に着目。開発とは少し違った視点でものづくりを支えるメンバーの、業務内容や価値観に迫ります。

品質管理 伊島
2021年4月入社。化粧品を中心に、ハーブ健康本舗で取り扱う商品全般の品質管理業務全般を担当している。剣道八段試験に挑戦中。

広告法務 石本
2021年12月入社。高品質で安全・安心な商品をお届けするため、商品の設計から広告表現まで、法務の視点で問題ないか管理する仕事をしている。

広告法務 田中丸
2024年4月入社。石本と同じく広告法務を担当している。入社して数ヶ月で数々の案件をてきぱきとこなすルーキー。

正確かつ迅速に!品質管理・広告法務の仕事内容とは?

― 品質管理と広告法務、それぞれ普段はどのような仕事をしているのでしょうか?

伊島
品質管理の仕事は、簡単に言うと品質を保証する管理業務です。商品の設計・生産時に品質が法律の基準に即しているかをチェックしたり、販売後のお客さまの反応やお声から品質改善を進めたりするのが仕事です。

健康食品・化粧品・雑貨とハーブ健康本舗で取り扱うアイテムが増えたので、それぞれの遵守しなければならない法律を理解し、それぞれの基準を確認し堅守しています。海外展開も活発になっているので、国ごとの法改正・最新基準の情報をキャッチアップして、常に適切な対応を行っているんです。

石本
私たち広告法務は、商品をご案内する広告表現の薬事基準をつくるのが仕事です。新商品が発売する前にコピーの精査をして、「こういう表記ルールで訴求していきましょう」「この表現にはこの注釈をつけて誤解がないよう表現してください」という内容をまとめた資料を、商品ごとに準備しています。

つくった基準に照らし合わせて、ハーブ健康本舗で作成した広告・販促物は、「薬事チェック」として事前に私たちが確認しています。チェック業務を通じて薬事基準を運用していくのも、広告法務の重要な仕事です。基準は一度つくれば終わりではなく、他社の広告出稿状況や法規の刷新を受けて、常に適切になるよう見直しています。

田中丸
私自身はハーブ健康本舗に入社してはじめて広告法務の仕事に挑戦しているのですが、薬事チェックを通じて社内の販促部門のメンバーやパートナー企業の方と協議しつつ、広告の表現づくりに取り組んでいます。頼れる先輩に囲まれて、日々忙しくも楽しく仕事できています。

薬事チェックのほかにも、TVやWeb広告を出稿する上で、訴求の根拠となる情報を求められる場合があるので、情報を整理して資料を準備することもあります。また、法律変更の情報収集を日々行い、常に最新の情報で対応ができるようにしています。

― 品質と表現、それぞれの観点でものづくりを支えているのですね!ほかの会社でも品質管理や広告法務の部門が存在しますが、ハーブ健康本舗ならではの品質管理・広告法務の特徴や強みはありますか?

伊島
商品開発メンバーと同じエリアで業務を行っており、コミュニケーションを密にして、連携しながらものづくりを推進していることが強みです。加えて、業界内でもトップレベルの経験豊富なパートナー企業さまと一緒に開発体制を整えています。高品質な商品を生み出せる体制が構築できている点は、他社の品質管理に負けないポイントのひとつです。

社内連携の盤石さは、商品開発時に生かされるのはもちろん、お客さまから既存商品へのお問い合わせ・ご要望に対する調査・改善のスピードに貢献できます。今後も引き続き、部署内の協力体制を強化し、正確で迅速な情報共有を武器に、圧倒的スピードで業務を推進していきたいです。

石本
広告法務の観点でも、商品開発と一緒に仕事をしている点は重要なポイントなんです。商品開発の段階から「こういうことが表現できるよ!」と、訴求の話を踏まえて開発できるので、販売後の広告・販促物を作成する際にスムーズに進行できます。私たち自身も、商品開発と一緒にはたらく中で世の中のトレンドを知り、仕事に活かせることも多いので、とてもよい循環です。

商品開発に限らず、ハーブ健康本舗で薬事チェックする場面でも、ただ基準と合致するか否かの判断だけでなく、「こんな言い換えはどうですか?」の提案までするよう心がけています。チェックで終わる部門ではなく、提案までできる部門であることは、ハーブ健康本舗ならではの特徴かもしれません。

田中丸
仕事をする前までは、法務の仕事は“法律的にクリアかどうか”を判断する、ご意見番のようなイメージがあったんです。実際にハーブ健康本舗で仕事をしてみて、他社のInstagramの広告表現を収集して勉強したり、販促部署の打ち合わせに参加して訴求の議論に加わったり…自ら訴求を考えたり提案したりする場面が多くて、想像と違い新鮮な気持ちでした。

他部署とコミュニケーションをたくさんとりながら、一緒にお客さまへお届けする販促物をつくったり、売上目標を目指したりできるのが楽しいです。他部署との打ち合わせにたくさん参加させてもらい、日々勉強しています。

― 確かに私も、お話を伺うまでは基準に沿ってチェックする“守りの仕事”のイメージが強かったのですが、ものづくり・広告訴求考案に積極的に関わる”攻めの仕事”の側面が強いことに驚きました。直近アイテム数がどんどん増えていますが、仕事の忙しさ・大変さについてもお伺いしたいです。

石本
販促物により程度の差はありますが、薬事チェックは正確性に加えて、迅速さが求められます。過去、1日に動画10数本のチェックが夕方にきて即日チェックバック…みたいな状況が起こり、さすがに目を回しました…。部内で協力して、全員でフル稼働して乗り切ったのをよく覚えています。

田中丸
広告の出稿時期の兼ね合いで、特に毎週金曜日が、広告チェックの依頼量が増える鬼門なんです。部内の合言葉として、「金曜ロードショーには間に合うように頑張ろう!」と声を掛け合って頑張っています(笑)。

チェック量が多く大変な場面もありますが、いち早く広告を出稿したい、お客さまに案内したいというメンバーの想いに応えられるよう、広告法務のチェックでストップしないよう、優先順位を考えながら取り組んでいます。

石本
ここ最近は競合他社の出稿状況が1日単位で変わるほど、市場のスピード感が増してきています。販促部門が全力で取り組んでいることは業務を通じてよく知っているので、1日でもお客さまからよい反響をいただけるよう、私たちもチェックの精度を担保しつつ、できる限り早いチェックバックに努めています。

伊島
品質管理でも、品質調査に対するスピードと的確な判断が求められます。法律が変わったり基準が見直されたりする時は特に注意が必要で、いままでの業務フローや判断基準を早急に確認し、新しいルールに即した内容で再構築・安定運用させるのはひと苦労です。

お届けする商品が原因でお客さまが不安を感じることがないよう、品質管理に関する情報収集から基準・体制見直しまで、常に最速で対応しています。他部署のメンバーが関わる部分も多いので、都度連携しながら進めています。

お客さまに喜んでいただける価値を、チームでつくりあげるやりがい

― お話を伺いながら、正確かつ迅速な業務推進は、部署内外の連携がカギになっているように感じました。部署連携の一環で、何か取り組んでいることはありますか?

石本
部署連携の取り組みとして、カスタマーサービス部門と品質管理・広告法務が定期的に集まってミーティングをしています。お客さまと直接コミュニケーションをとる中で感じるニーズや課題を共有する、という会です。

伊島
定量的にお客さまからの問い合わせ件数や商品ごとの要望を確認する場は別にあるのですが、このミーティングでは、お客さまが抱いている潜在的なニーズ・課題をいち早く吸い上げることが目的です。お客さまの想いをスピーディーにキャッチし、形にしていけるよう、今後もカスタマーサービスと連携しながら取り組みます。

― 定量的なデータだけでは見えにくいお客さまのニーズをキャッチアップすべく、部署をまたいだ連携体制を構築しているのですね。

― 忙しいこと・大変なことも多い中、仕事を続けていく上でのモチベーションだったり、仕事のやりがい・面白いと感じる部分はありますか?

伊島
仕事の面白さのひとつは、商品の発売後にお客様から嬉しいお声をいただくことだと思います。私たちが関わってできた商品を手に取ったお客さまに喜んでいただけたことが、お声という形で私たちのもとに届くと、改めて今後も高品質な商品をご提供しなければと、身がしまる思いです。

石本
お客さまから反響があったら嬉しいし、達成感がありますよね!広告法務では新商品のリリース前に、その商品の広告をつくる上での薬事チェック基準をつくっているとき、商品開発や販促部門と一緒にブランドづくりに関わっている感覚があって。新商品・新カテゴリで商品や販促物ができあがっていく満足感は、仕事のやりがいにつながっている気がします。

田中丸
販促部門のメンバーと話していると、広告を出稿して少しでも多くのお客さまに商品を知ってほしい!という熱量がすごいんです。部署は違いますが、私自身は一緒に広告をつくりあげる一員だと思って仕事をしています。週末に出稿した広告の実績数がよいと、私も嬉しくなります。

伊島
品質管理は商品開発との関わりが密になりますが、品質管理として開発の過程に携わったり生産現場に足を運んだりする中で、社内外問わずたくさんの方々がものづくりに関わっていることに気づきます。さまざまな思いがこもった商品をお客様に提供できることが感慨深いです。

― 目の前の業務をチームでの仕事と捉え、お客さまに価値を届けることに全力な姿勢がひしひしと伝わります。

伊島
お客様に喜んでいただける商品、サービスを提供していきたいので、現状より少しでもよい商品、よい品質を提供したいと考えています。ハーブ健康本舗のビジョン「もっと毎日を楽しく、ずっと美しく健康でいられる社会へ」を、多くの方に実感していただけるように活動していく所存です。

石本
高品質な商品・サービス開発には、社内でのコミュニケーションが不可欠だと考えています。広告法務はお堅い仕事であると思われがちですが、せっかく同じ会社ではたらいているので、あまり気負わずに何でも気軽に相談してほしいです。

私自身、普段から相談しやすい環境づくりを心がけているんです。薬事チェックを戻すだけでなく、「こんな訴求もできるよ!」と前向きなができるよう気を付けています。困ったときに頼りになれる、お母さんのようなポジションを目指したいですね。

田中丸
相談しやすい先輩がいてありがたいです!私自身は、お客さま視点を大事にしながら仕事をしています。自分たちがどう言いたいかではなく、お客さまが広告をご覧になって何と理解されるか、何と感じられるかが大事だと思います。

健康食品・化粧品の表示に関する法律は、お客さまが商品を正しく選択するためにあるものです。お客さまが商品を信頼し、お金をかけて商品をご購入いただく意味をきちんと受け止め、商品の情報や魅力を誤解なく適切にお伝えできる表現を、引き続きしっかりと考えていきます。

― ものづくりを支える皆さんの根幹には、活発なコミュニケーションやお客さま視点での考え方が根付いているのですね!インタビューの締めに、品質管理・広告法務としての今後のビジョン・将来の目標があれば聞かせてください。

伊島
提供している商品は会社の顔だと考えています。お客様の満足度をより向上できるよう、今後も商品の品質に徹底してこだわり、仕事に従事していきたいです。海外展開も活発に進めていますので、グローバルブランドの名に恥じぬよう、組織力を向上してまいります。

石本
ハーブ健康本舗は、お客さまの不安や不調に真摯に向き合い、ものづくりをしている会社です。お客さまが求める新しいジャンルの商品が今後もたくさん出てくるはずなので、今後もしっかりとハーブ健康本舗の価値をお届けできるよう、広告法務の立場でメンバーを支えながら仕事をしていきます。

田中丸
広告法務の仕事をはじめて数ヶ月が経ちました。まだまだ勉強中の身なので、まずはひとりで業務を完遂できるよう、実力をつけていきたいです。法規の理解はもちろん、ハーブ健康本舗の法務部門が大切にしている価値観を学びながら、精進してまいります。

似たような商品がたくさんある中で、どのようにすればお客さまが魅力的に感じ、商品を手にとってくれるか。会社の考え方としてお客さま視点が確固として根付いている中ではたらける点は、とても貴重だと感じています。過去に対応した案件や仕事内容から会社の考え方を深く理解して、自分の仕事に生かしたいです。

品質・訴求の観点で商品の魅力を磨き続ける品質管理・広告法務

品質管理・広告法務のメンバーから話を聞きながら、ふと先月開催された社内の慰労懇親会のことを思い出しました。

外部のお店で開催されることが続いた慰労会、今回は久しぶりの事務所内開催!幹事である出荷部門や外部コールセンター運営部門のメンバーが、オードブル・お菓子・飲み物をたくさん用意してくれました。

いいお値段だしわざわざ自分のためだけに買うほどではないけど、美味しそうで食べてみたい…というプチ贅沢したい気持ちに応えるべく、5階・カフェスペースにはほんの少しリッチなメニューが勢ぞろい!

メニューの“品質”に着目した今回の慰労会。目玉企画が「ハーブ健康本舗格付けチェック」。

某TV番組のパロディ企画で、ポテトチップス・ティッシュペーパー・水…さまざまなジャンルのアイテムからより高価・高品質なものを選ぶという、確かな五感&審美眼が試されるクイズ。お酒が入っていたメンバーは見事に大苦戦でした(笑)。

さらには3つの俳句のうち代表がつくったものを当てるという難題も…。会場はおおいに盛り上がりました。

今回はクイズ企画としてみんなで楽しみましたが、品質管理・広告法務のメンバーは、商品の品質・表現を常に確認し、確かな基準で見極めることを仕事にしています。インタビューを通じて、正確性とスピード感を維持しつつ、高い精度で仕事をしていることが明らかになりました。

また、チェック部門として機能するだけでなく、提供する商品が魅力的に見えるアイデアを常に考えている部門であることもわかりました。メンバーそれぞれがものづくりを通じてお客さまに喜んでほしい、という想いをもち、仕事に取り組んでいる姿勢が印象的です。

ここ1〜2年で商品アイテムを数多くリリースしているハーブ健康本舗。ものづくりの背景には、各専門分野の視点で商品の「魅力を磨く」頼もしいメンバーが、今日も頭をひねって考え、はたらいています。

▼その他の記事はコチラ▼
各テーマのアイコンをクリックしてください

執筆:住吉泰地(すみよしだいち)
ブログ/YouTubeもよければご覧ください。