1998年7月に創業したハーブ健康本舗は、今年で26年目を迎えました。国内外問わずたくさんのお客さまに支えられながら、今日まで歩みを続けています。
最初は代表の永松ひとりではじめた会社でしたが、いまでは100名近くのメンバーが所属。さらに多くのお客さまの美と健康をサポートできるよう、日々精進しています。
市場環境がめまぐるしく変わる中で、新しいジャンルの市場開拓に挑戦したり、会社の制度を一新したり…時には紆余曲折しながらも、組織としてもメンバー個々人としても、日々成長し続けています。
長い歴史の中で、ハーブ健康本舗は何を経験し、どう成長していったのか。コロナや法規改正など、特に環境変化が顕著だった直近の5年間にフォーカスし、長年会社で活躍しているメンバーと一緒に振り返ってみることにしました。
海外事業 大戸
2018年3月入社。海外部門の卸事業担当として、売買に関する取引から広告プロモーション企画の商談まで幅広く対応する。
クリエイティブ制作 赤瀬
2016年7月入社。数々のクリエイティブを制作しつつ、Web制作のリーダーとしてディレクション・指導を行っている。
外部EC(海外越境)新徳
2016年3月入社。直販のWeb領域・EC事業を中心に推進してきた。現在は中国の越境部門担当として販促を進める。
社内制度構築に怒涛の新商品ラッシュ!?ハーブ健康本舗の5年間を振り返る
― 今回のインタビューに先立ち、過去5年間でハーブ健康本舗に起きた出来事を、コーポレートサイトの沿革情報・通販サイトの新着情報・過去のブログ記事から洗い出してみました。
▼3~5年前の主な出来事
・消費税率変更・軽減税率制度に対応開始
・コーポレートサイトリニューアル/ふんばるブログ更新スタート
・モリモリスリム(ラズベリー風味)期間限定から定番商品へ
・『SIWA-KC オールインワンスキンジェル』発売開始
・事務所移転
・年商100億円達成
・KCシリーズ中心に新商品を拡充
・全社向け「ライティング講習」開講
― 3〜5年前は、KCシリーズ最初の商品『SIWA-KC オールインワンスキンジェル』の販売開始や、年商100億円達成など、会社にとって嬉しいニュースが多い印象です。
新徳
出来事をみると、時代に対応しながら会社が成長していることが感じられます。2019年に税制度が変わったときは、購買システムの再構築からサイト・制作物の表記変更まで、急ピッチで進めていました。
赤瀬
新徳さんが仰る通り、制度や法規の変更は、クリエイティブ制作のメンバーにとっても大きな出来事です。特に健康食品・化粧品の法規や販売ルールが変わるとき、それに合わせてパッケージ表記を変更する場合が多いので、正しい情報を収集しつつ大急ぎで作業を進めています。
大戸
2020年8月の事務所移転は、会社の雰囲気の転換ポイントだったように感じます。よく覚えているのが、引っ越し直前に大量の書類やサンプル品が出てきて、みんなで片付けて…。それもあってか、引っ越しを機に会社全体でペーパーレスを推進して、電子管理するためのシステム・環境整備が進みましたよね。
ワンフロアだったオフィスの階が分かれて、雰囲気が一層おしゃれになりました。コロナ禍の中でリモートワークの試験運用もはじまり、はたらく環境について会社単位としても個人単位としても、どうはたらくのがベストか考えに考えていた時代だったと思います。
▼2~3年前の主な出来事
・3ヶ年計画150億円の目標を1年前倒しにする
・「マーケティング戦略室」社内組織として活動開始
・中国の展示会用に社内でプロモーション動画を撮影
・10年続けた総合知識テストが廃止に
・情報の一元化で運用ツールを見直し
― いままで以上に高い目標が掲げられた3年前、新事業・新商品はもちろん、マーケティング戦略室の立ち上げやツール見直しなど、社内体制にメスが入れられた時期ともいえそうです。
新徳
まさにそうで、2021年から2022年までの期間は、事業規模・組織の人員に合わせた部署体制の過渡期でした。Webの仕事と一口にいってもさまざまあり、当時はAmazon・楽天・海外越境といったEC事業をベースに、自社の通販サイトの領域も担当になって…個人的には大忙しな時期だったのをよく覚えています。
また、この頃はハーブ健康本舗の化粧品『KCシリーズ』の本格的な販売に力を入れはじめた時期です。健康食品とは違うジャンルでの挑戦に、最初のうちは苦労していたのをよく覚えています。同時に、新しい企画をはじめようと画策したり、他部署に何度も相談して具現化したりするのは充実感があり、今となっては懐かしく感じます。
赤瀬
SIWA-KCのブランドコンセプトを固めて、ラインナップ品を開発して…としていたときは、本当に濃密な時間でしたよね。常に新しいことにチャレンジする会社なので、新ブランド・新商品の動きにスピード感があるなと感じます。
大戸
新徳さんも赤瀬さんも、社歴でいうと5年以上で、長くはたらいたメンバーだからこそわかることもありますよね。2021年に廃止された総合知識テストを受けていた頃が懐かしいです。業務終了後に勉強したり、緊張しながらテストを受けたりした感覚を、ほかのメンバーにも味わってほしい!(笑)
赤瀬
はたらく雰囲気もずいぶん変わった気がします。昔は社長席がメンバーと横ならびだった時期があって、社長の席で相談しながら業務を進めるのがおなじみの風景だった時期がありました。いまは部署にお任せされる範囲も増えたので、いっそう気を引き締めて頑張らないといけないなと思います。
▼現在~2年前の主な出来事
・慰労親睦会スタート
・『ホルモプレミアムヘアグロウエッセンス』発売開始
・中国美容博覧会(CBE)に出展
・『ドッカンアブラダス PREMIUM 180』CBE美伊(MEIYI)大賞受賞
・「マーケティング戦略室」部署として独立
・東京オフィス新設
・「経営計画発表会」にて新3ヶ年計画として年商180億円を目標に
・マクドナルドランニングフェス IN 海の中道に協賛
・慰労親睦会 初代年間MVPが決定
・小児医療センター 親の会「すまいる」に商品寄贈
・『ヒザこし健康源(ヒザこし万歳PREMIUM)』発売開始
・『シボへール3』発売開始
・長崎リレーマラソンに協賛
― ここ1~2年は年商180億円という新たな目標に向かって、新商品の発売や部署体制見直しが行われました。さらに、社内での慰労親睦会がはじまったり、協賛や商品寄贈といった社外に目を向けた活動がスタートしたりと、いままでと違った変化に富んだ期間だと感じます。
赤瀬
2023〜2024年は新商品の開発ラッシュで、クリエイティブ制作も全力で業務に取り組んでいたことを思い出しました。パッケージ・各種クリエイティブの制作が一気に進むので、この時期は短いスパンで数多く制作を進める必要があり、みんなで協力して乗り越えたのをよく覚えています。
新徳
HORMOという新ジャンルが立ち上がったり、中国の大きな展示会に出展したり、ここ1〜2年で各事業の動きに嬉しい変化があったことは大事なポイントです。常に新しいことにチャレンジするハーブ健康本舗らしさが年表から伝わるなと感じました。
大戸
歴史が長いシボヘールシリーズや100年健康源シリーズから、ここ最近も新商品が出ています。お客さまに長く支えていただいているのはもちろん、ラインナップもどんどん拡充されているのが印象的だと感じました。
環境変化が激しい5年間…前線で活躍するメンバーは何を感じる?
赤瀬
この5年間で部署体制が確固たるものになっていって制作できる体制が整うにつれ、制作するクリエイティブ量が増えているように感じます。ECモールなど新しい主力媒体も増え、いつの間にか入社したばかりの8年前より仕事をこなせるようになっているんだな…と思いました。これからさらに成長できるよう頑張ります。
― ここ5年間のうちに発売した新商品の数をかぞえるだけでも、結構な量ですもんね!新商品に限らず、5年で本当にいろいろな出来事がありました。振り返ってみて、何か感じたことはありますか?
新徳
現在進行形で市場の変化が起こっていますが、その中で会社が時代にあわせた判断をして、結果を残している点が改めてすごいなと感じました。私は今年で入社9年目ですが、海外の市場で越境EC事業を展開する中で、物事が想定通り進まない場面が多くあります。この5年でハーブ健康本舗がそうであったように、自分自身も時代の変化に応じて対応していかなければと思います。
大戸
私がハーブ健康本舗に入社した7年前は、中国でのEC事業が伸びている時代でした。いまは市場内の競争が激しくなり、環境変化のスピードを強く感じます。特にこの5年間は、商品力・ブランド力が求められるようになった期間ではないでしょうか。
会社のコンセプトに『あっと驚く「ユーモア」と「品質」で、ハーブのファンを、世界中につくろう』とありますが、市場の変化が起きても生き残れるブランドになる上で重要な視点だと思います。直近もリリースされ続ける新商品をみていると、まさにファンをつくろうとする会社の価値観が体現されているなと感じますし、私自身もそうなりたいです。
新徳
2021年に年商100億円を達成して、さらに上を目指す中長期的な目標が固まり、会社としての軸が決まって、組織としての計画性・事業の進め方が盤石になったように感じます。いままでは社長の販促に対する考え方・ロジックをもとに全員で具現化して目標達成を目指す…というイメージが強かったように思うんです。
ものづくりやサービス構築のノウハウはずっと変わっていないけれど、基盤をつくって組織単位で目標を目指す体制になったことが、この数年での一番の変化ではないでしょうか。マニュアル化や教育体制の充実化で、着実に変わっていることを社員視点で実感しています。
大戸
おそらく私たちみんなそうですが、もともと社長自ら入社したメンバーにレクチャーをしていたんですよね。直接社長からレクチャーされた経験は、いまの仕事にも生きていると感じる場面がよくあるんです。人数が増え、動画視聴のレクチャーになったのもここ5年での変化ですが、レクチャー用の資料から会社の考え・思いをしっかりキャッチすることが大切だと思います。
赤瀬
クリエイティブをつくるとき、会社のロジックの緻密さを改めて実感する場面がよくあるんです。いまは私が後輩に教える立場でもあるので、いままで教えてもらってきたクリエイティブをつくる際の視点・思考・技術を深く理解し、チーム内に伝えていけるよう取り組んでいきたいです。
社長の話でいくと…ここ5年に限らない話ですが、社長の忙しさが倍になっているような気がします。商品数・部署数が増え、新しい事業の検討が進み、どんどん忙しくなっていらっしゃるように見えるので、私たちがもっと実力をつけて、任せてもらえるよう頑張らなければ!と思います。
― 忘れがちですが、会社の歴史が5年進むと、私たちも5年歳をとるんですよね…。社長に限らず、心身健康に仕事ができるようなワークライフバランスも、今後のキーワードになるかもしれません。
赤瀬
ここ5年間のキーワードといえば、AIも急激に広まりましたよね。クリエイティブ領域も生成AIの台頭や新しい制作ツールのリリースなど、デザイナーの仕事が奪われるかという勢いで進化し続けています…。ただ制作に関わるだけでなく、新技術を取り入れて、お客さまに響く訴求を考え出すちからを磨くことが大事だと強く感じます。
新徳
ただ新しい商品・サービスをリリースするだけでは、結局お客さまは飽きて、ご満足いただけなくなってしまいます。ものづくりの品質を高め、新しい価値を創造し続けることは前提として、お客さまにささるメッセージ性を磨き、ベネフィットを伝えていくことが販売者である私たちに求められますが、本当に難しいスキルだと常々痛感します…。
大戸
中国の消費者は、購買習慣やニーズが驚くべきスピードで変わります。もちろんこの5年間でも大きく変わっていますので、その変化に私たち自身もついていって、対応すべきだと思います。そのためにも、いま何が求められているのか、市場のニーズに敏感でいたいです。
― この5年間を振り返る中で、今後さらに前進する上で何に取り組むべきか、という話題が自然と出てきました。インタビューの締めに、みなさんの今後の目標などあれば聞かせてください。
赤瀬
ハーブ健康本舗が長くお客さまに価値を提供し続けたように、私自身もデザイナーとして、長くお仕事を続けたいと考えています。お客さまにクリエイティブがどう見えるか、コンセプトを意識したビジュアルづくりに、引き続き取り組みたいです。
大戸
ハーブ健康本舗がお客さまに末永くお付き合いいただけているのが、自分事のように嬉しいです!赤瀬さんと同じく、仕事できることに感謝し、私も引き続き頑張ります。ビジネスでもプライベートでも、海外を舞台に幅広く活動していきたいです。
新徳
厳しい市場環境の中でお客さまに選ばれるために、各社さまざまな施策・方法を積極的に試さなければなりません。ハーブ健康本舗は新しいチャレンジに寛容な会社なので、自分自身も引き続き挑戦を続けながら、お客さまに喜ばれる会社を目指します。
10年、20年、30年…さらに長く愛されるブランドへ
時には新しい商品・サービスを生み出すのに奔走したり、時には部署体制や会社のルールを見直したり…創業26年の歴史の中でもたった5年間を振り返るだけで、たくさんの経験・出来事がいまの会社をつくっていることがわかりました。
日々忙しく過ごす背景には、美と健康をお届けする専門家・プロとして活躍している、たくさんのメンバーの想いがあります。時代が変わる中で、自分に求められる役割・技術をアップデートし、日々前進する一人ひとりのちからが、会社を動かす原動力になっています。
10年、20年、30年…さらに長く愛されるブランドへと成長するためにも、いままでにない価値を創造し、美と健康に役立つ商品&サービスをご提供できるよう、いっそう全力で取り組まなければなりません。
すべての人々が、もっと毎日を楽しく過ごせて、ずっと美しく健康でいられる社会へ。ハーブ健康本舗が掲げるビジョンの達成に向け、今後ともメンバー一同、精進してまいります。
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執筆:住吉泰地(すみよしだいち)
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