通販会社ハーブ健康本舗内に存在する、愛と正義の秘密結社・ハーブ警察。所属する刑事は通称「ハーブ刑事(デカ)」と呼ばれ、会社の平和を守るため、鋭い視線で社内を監視し、悪を取り締まる。

通常はなかなか取材が許されないハーブ刑事の仕事ぶり。我々取材陣は、ハーブ刑事として活躍するルーキー・江崎の一日に密着させてもらうことに。彼の熱い仕事ぶりから目が離せないっ!

※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。出演している社員は全員、真面目に勤務しております。

序章〜正義を守る者に安寧は許されない運命

どんなに屈強な戦士にも休息は必要である。己が正義を掲げ、日夜ハーブ健康本舗で安全を守る刑事・江崎は、少し遅めの夏季休暇を過ごしていた。

厳しい残暑を甚兵衛+扇子ひとつで乗り切る…常人には不可能な芸当だ 。

休暇中とはいえ、江崎は常にハーブ健康本舗のことを考えている。常にモニターで事務所内の監視を怠らない。一流のプロとしての振る舞いを忘れない、それがハーブ刑事だ。

ふと、モニターを見つめる江崎の視線が止まった。

ハーブ刑事のモニター画面には
会議の様子が映し出された…

何気ない日常の業務風景。我々取材陣には何の違和感もないその光景をみて、江崎はつぶやく。

江崎
闇取引、だな…。

や み と り ひ き ?

どこに闇取引の要素があったのか、こんな日中に堂々と行われる闇取引が存在するのか、何の取引なのか、そもそも“闇”取引ってなんなのか…

我々の脳内が疑問で埋め尽くされている刹那、江崎は走り出していた。圧倒的スピードで行動…それが彼の信条なのだ。

▼登場人物紹介

ハーブ刑事・江崎
会社の平和を守る秘密結社に所属する刑事。2024年1月入社のルーキー。刑事の仕事がないときはクリエイティブ制作で真面目にはたらいている。以前に登場したブログはコチラ

二章〜いつ如何なる時も手錠を手放したことはない

4階・執務室。会議スペースの一角で、ひとりでも多くのお客さまに価値を届けるべく、議論が交わされている。この日は国内卸・ECモール事業のメンバーが、今後の販売戦略についてミーティングをしていた。

1998年の創業以来、通信販売会社としてたくさんのお客さまに商品・サービスをお届けしてきたハーブ健康本舗。インターネット・TV広告・電話と、さまざまな媒体でお客さまとコミュニケーションをとる中、さらに販路を広げてより多くのお客さまにアプローチできるよう、卸事業やECモール展開にも力を入れている。

穏やかな、しかし真剣な空気で打ち合わせが進む中、扉がひらく音が室内に響き渡る。

それはあまりに一瞬の出来事だった。「動くな!」と叫ぶと同時に、江崎は銃口をメンバーに向ける。3人は呆気にとられながらも、すぐに事の成り行きを理解した。

「またか…」

会社全体の推進役として重要な販促部門である卸・ECモール事業の部門は、何故かハーブ刑事に目をつけられやすい部署としても有名だ。詳しくは2021年に公開した記事をご参照いただきたい。

真面目に仕事をしていただけのはずなのに、とっ捕まるのは2度目。悪事をはたらいてたかどうかは関係ない。こうなってしまえば別室に連行される他ないのである。

“疑わしきはとりあえずしょっぴけ”。ハーブ刑事に脈々と引き継がれたスピリッツはこうしていまも生きている。評論家ではなく、勇気ある実践家。考えるよりも行動するのがハーブ刑事なのだ。

▼登場人物紹介

国内卸/外部EC企画 今林
2021年4月入社。国内の販路拡大に向け、国内卸と外部EC企画の両組織を束ねるリーダー。

外部EC企画 徳永
2019年8月入社。国内のECモール事業全体を管理・運営する頼れる実力者。

外部EC企画 石原
2023年11月入社。ECモール事業で楽天・Qoo10の店舗運営を担当する期待のエース。

三章~世界中のお客さまへ価値を届ける…それが我々の使命だ!

ハーブ刑事の手腕により、3人は5階の会議室…通称「取調室」に連行された。

石原
ただ仕事をしていただけなのに、なぜ連行されたんですかね…?

徳永
さあ…そういえば、3年前にも一度捕まえられたことがあって。ちゃんと話したらわかってくれるから、素直に質問に答えた方がすぐに終わると思う…。

江崎
誰が勝手に話しはじめてよいと言った!?

江崎
まったく、白昼堂々と悪事を働くとは、とんでもない奴らだ…一体あの会議スペースで、どんな話をしていたんだ?

徳永
ハーブ健康本舗が運用しているECモール事業において、現在の進捗や今後の展開について話し合っていました。稼働している各ECモールの実績・課題を確認したり、さらに魅力的なプラットフォームにしていくための策を考えたりするために、運用チームで定期的に集まっています。

今林
ハーブ健康本舗では、昨年2023年にYahoo!ショッピングへ出店し、さらに2024年には、新たなモールとしてQoo10(キューテン)に店舗を開設しました。Amazon・楽天に続く第三・第四のモール出店として、事業展開を強化しています。

石原
ECモールごとに特性があり、買い物されるお客さまのニーズが異なります。それぞれのECモールでどのような違いがあるのかを理解した上で、各ECモールに合った商品展開・販売戦略を構築できるよう、チーム一丸となって日々取り組んでいるところです。

江崎
ECモールの展開について話していただと?そもそも、お前たちは普段どういう仕事をしているんだ?

徳永
もともとはECモールの中でも、Amazonの店舗運営を担当していました。現在はECモール全体を管理しており、専門知識が豊富な頼れるメンバーと一緒に、各ECモールのさらなる拡大と新店舗の立ち上げに尽力しています。Qoo10での店舗立ち上げは、直近での大きな取り組みのひとつです。

石原
私はハーブ健康本舗の楽天担当として、モールの運営に取り組んでいます。徳永さんが話されたQoo10の立ち上げ・施策も担当しており、オープンしたばかりのQoo10店がさらに盛り上がるよう、精一杯頑張りたいです。

江崎
もともと直販が主流だった中でECモールの販路が強化され、より多くのお客さまに商品・サービスをお届けできるようになったことは俺も知っているぞ。

石原
徳永さんや私が所属しているECモール運営チームのリーダーが今林さんです。国内の卸事業部門を兼任されています。

江崎
ECモールに卸…直販以外の販路を拡大する仕事をしているという訳だな。

今林
卸事業では、国内のドラッグストアを中心に、より多くのお客さまに商品をお届けできるよう規模を拡大しています。特に『モリモリスリム』シリーズは多くのお客さまから好評で、ここ数年で店頭での販売数が大きく増加しました。卸に限らず、会社全体で長期にわたり販促を続けた結果、ブランド認知が高まり、卸事業の推進にもよい効果が出ています。

石原
ハーブ健康本舗に入社してから、お客さまからいただくレビューや月々の販売個数を知り、モリモリスリムが長年、多くのお客さまにご愛顧いただいていることに驚きました。卸事業はもちろん、ECモール事業でも実感する場面が多いんです。

今林
人気の『モリモリスリムほうじ茶風味』や『黒モリモリスリム』はもちろん、最近では『モリモリスリム プレミアム』が店頭に並び始めました。お客さまのニーズに合った商品をお選びいただけるよう、シリーズの新商品展開も視野に入れて、さらに拡充しようと画策中です。

江崎
モリモリスリムは本当に長年、たくさんのお客さまに支えられている商品だな!

今林
もちろんモリモリスリム以外の展開にも注力しています。アフターコロナの情勢で海外からの訪問者が国内に増えてきたことで、海外展開が主流だったドッカンシリーズを卸事業でも展開しようと、さまざまな企画を検討中です。店舗でしか買えない商品など、卸部門独自の展開も考えています。

卸事業単独の成果ではなく、会社全体でのさまざまな企画・販促がさまざまに影響し合って、結果に結びついています。各部署との連携を強化し、相乗効果でさらにたくさんのお客さまにご満足いただけるよう、日々精進してまいります。

四章〜組織づくりにかける想い…チームの実情を知った男がとった行動とは?

江崎
確かにお前たちは、お客さまにハーブブランドを知ってもらうべく、日々国内の販路拡大に貢献しているように見える。だがまだ完全に信頼した訳じゃない。

徳永
本当にちゃんと仕事をしていただけなんです…信じてください!

石原
もし怪しいところがあったらちゃんと説明しますので、なんでも聞いてください!

江崎
ふん…だったら、お前たちの“はたらく信条”について聞かせてもらおうか?普段どういう価値観で仕事しているか、話を聞けば大体どういう人間なのかわかるからな…。どうなんだ?

今林
信条ですか…チームの大事な価値観のひとつとして「結果にコミットする」を常にメンバーに伝えています。いま自分がやっている仕事は、本当にお客さまの満足度向上や売上に直結しているのか。マネジメントの方針も結果へのコミットを重視し、判断基準を明確にしてフラットかつ迅速な意思決定に努めています。

実はいまから1年半ほど前、チームメンバーが毎日遅くまで会社に残って仕事をしていた時期があったんです。状況をヒアリングする中で、売上に直結する仕事にどのくらい時間を割けているかを聞いてみたところ、20%くらいしか時間を割けていないことがわかりました。タスクに追われてコアな業務に時間を割けない現状を受け、抜本的に解決しなければ!と決意を固くしたのをよく覚えています。

江崎
それは確かに、抜本改革が必要な状況だな…。具体的にはどのようなことに取り組んだんだ?

今林
まずは各自の業務を洗い出して整理し、役割分担を明確にすることからはじめました。同時に、不足しているマンパワーを補えるよう人員拡充を進めることで、組織自体にテコ入れをしています。個人の努力だけでカバーせず、チーム全員で売上をつくることに全振りし、取り組みました。

半年過ぎたころには、変化を感じ始めました。チームメンバーが増え、仕事の状況に余裕が出てきたのはもちろん、何より売上が伸びてきたのが大きかったです。加えて、チーム内で成長したメンバーが、チームの要として皆を引っ張ってくれる場面が増えました

江崎
組織は個々のメンバーのちからが大きく作用する。メンバーの現状を把握して、チームのはたらきやすい環境を整えるとは、アツい話じゃねぇか…。

今林
引き続き、メンバーが活躍できる場を広げられるよう、尽力していきます。プレイヤーとして仕事をする醍醐味は、自分やチームが頑張った努力が、成約や成果につながるところにあると思うんです。売り場に商品が並んで、自身の取り組みの成果を実感する感動を、多くのメンバーに感じてもらいたいなと考えています。


江崎
ふん…まぁ確かに、お前たちがチーム全体で、日頃から努力していることはよくわかった。ただし、まだ完全に信じる訳にはいかないな。何故なら…コレがあるからだ!!

3人
そ、それはぁ~っ!!

ハーブ刑事・江崎が取り出したあるモノとは…白熱する取り調べ、驚きの結末を見逃すな!

危うい刑事2024 続く

※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。出演している社員は全員、真面目に勤務しております。

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執筆:住吉泰地(すみよしだいち)
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