入社以降の研修やレクチャーは、業務内容・やり方を伝えて、個々の成長を促します。加えて、会社の目標や目指すビジョンをすり合わせる上で重要な時間です。
メンバー個人のパワーアップが盤石な組織づくりに直結すると考えているハーブ健康本舗では、ここ数年で会社全体の育成力を強化!各部門での研修体制やレクチャーを見直し、仕組み化・マニュアル化を推進しています。
今回は、育成の仕組み化・パワーアップに向けた会社の取り組みをピックアップしてご紹介!各部署の代表者が集まって、仕事の教え方・メンバーとの接し方を考える『育成共有会』に同席させてもらいました。
併せて、実際に会社の研修を受けたメンバーへのインタビューを敢行!日々何を考え、どのように活躍しているのか、取材してみました。
他部署はどのように取り組んでいる?「育成共有会」で部署運営のノウハウを共有
5月末に開催されたハーブ健康本舗の「育成共有会」。どのような会なのか、写真とともにご紹介します。
ハーブ健康本舗は、商品企画から販売までの一連をすべて自社で行います。そのため、業務内容・業務フローは部署によりまちまちです。育成を含む基本的な仕組化をすべての部署で画一化するのは容易でなく、所属する部署の役割・業務内容に合った運営を、部署ごとに推進していく必要があります。
部署による違いがあるのを前提として、各部署が一丸となって、会社全体でメンバーの成長を支援していくにはどうすればいいか…ひとつの策として打ち出されたのが「育成共有会」です。
育成共有会では、文字通り育成の取り組みに関して共有する会です。部署ごとに一任していた取り組みを他部署のメンバーに共有することで、育成のノウハウを会社全体に広げ、全体として成長支援の仕組みを強化していく狙いがあります。
また、いままで自部署の運営を単独で推進していたリーダーの立場では、育成共有会は部署運営の悩みを解決する場として機能します。他部署の発表を聞きながら、育成に関する新しいアイデアや課題解決の糸口をつかめる大切な時間として、定期的に続けている取り組みです。
発表を持ち回り制で行っているハーブ健康本舗の育成共有会。今回はAmazonや楽天での販売を担うECモールチームの取り組みについて、さまざまなテーマで話が進みました。
・入社したばかりのメンバーへの研修、育成プログラムの構築
・業務フローのマニュアル化
・部署が担う業務範囲の洗い出しと、メンバーの担当業務整理
・メンバーのタスク管理
・育成につながる会議体の構築、日々のコミュニケーション
・部署の体制構築
・パートナー企業様との関係性の構築
一口に「育成」といっても、テーマは多岐に広がります。研修や育成プログラムの話はもちろん、より業務に集中できる環境づくりの一環として、業務フローの可視化・マニュアル化や担当業務の整理といった取り組みが話題にあがりました。
個々のメンバーへのアプローチから組織づくりまで、成果につながる環境整備を“育成”ととらえ、普段部署としてどのような取り組みをしているのか。具体的な事例・エピソードとともに紹介してもらいました。
特に興味深かったのが、日ごろメンバーとどう向き合えば、個々の成長をサポートできるかという視点で深く考えられていた点です。
・業務をこなす以外に、メンバーが何をすれば成長できるのか?
・数値実績の報告会を育成につなげるには、どういう会にするのがベストか?
・普段何を意識してコミュニケーションをとっているか?
業務内容は部署により違うものの、定例会や普段のコミュニケーションは、どの部署も共通で考えやすい切り口です。話を聞きながら、すべての部署に生かせるポイントがたくさんあると感じました。
会の最後で設けられた質疑応答では、フォーマット作成や目標設定のやり方に関する質問が投げかけられました。一堂に会しての発表会形式なので、その場で不明点が明確になるのも魅力的なポイントです。
日々のフィードバック&レクチャーで成長中!若手メンバーのいまを直撃
会社全体で育成の仕組みづくりに取り組んでいるハーブ健康本舗。実際にたくさんの若手メンバーがどんどん成長し、現場で活躍しはじめています。
今年の1月に取材した20代社員が、日々の仕事やレクチャーをどう感じ、どのように成長したのか…仕事の合間に時間をもらい、話を聞いてみました。
CRM企画 廣瀬
2023年11月に入社。既存のお客さま向けにご案内するキャンペーン企画全般を担当。
CRM企画 古賀
2023年11月に入社。既存のお客さま向けアプローチの中でも、ECサイト・Webを使った施策全般を担当。
― おふたりへインタビューしたのは、入社して3ヶ月経った頃でしたね!あれから半年が過ぎました。現在の業務内容や担当業務で何か変化はありましたか?
廣瀬
引き続き、商品を注文してご愛顧いただいているお客様向けのキャンペーンを企画しています。最近は企画だけでなく、キャンペーンの進捗を数値で報告したり、施策結果から課題を見つけて改善策の提案をしたりすることに挑戦しています。
あと3ヶ月近くで12月ですので、現在は年末にお送りするキャンペーンの準備を進めています。たくさんのお客さまの目にふれる大きな企画になるので、ご満足いただける中身になるよう、過去のキャンペーン結果を参考にしながら企画に取り組んでいるところです。
古賀
同じお客さま向けの企画でも、私はWebの領域を担当しています。具体的には、自社サイトの補修やクリエイティブのラフ作成に取り組みつつ、廣瀬さんと同じように数値まわりを意識して仕事をするようになりました。
企画したWeb系の施策でどのような数値の動きがあるのか、定期的に報告する中で、施策に生かせるノウハウを構築しています。直近では、モリモリスリムの新しいキャンペーンを自社サイトで発信する予定で、リリースできる日が楽しみです。
― 企画して終わりではなく、結果を確認・報告したり改善策を考えたり…数値や成果までが仕事の担当範囲になっているのですね!数値分析や改善策の提案は難しそうですが、仕事を覚えていく上で取り組んでいることはありますか?
廣瀬
レクチャーとして明確に時間をいただくこともありますが、普段の業務の中で上司が指摘してくれたり教えてくれる場面が多いんです。部署内で週に1回実施している進捗報告の場で、報告に対してフィードバックをもらう中で、自分に足りない視点に気づくことがよくあります。
古賀
私もチームで定例会をする際にフィードバックをもらうので、内容を吟味して業務に生かすようにしています。具体的には、どのようなお客さまに対してどのようなオファーを打ち出したのか、施策により異なる対象者・企画内容を報告時に意識する…など、報告する上で大切な視点をアドバイスしてもらいました。
― 普段の業務でのフィードバックから学びを得ているのですね!
古賀
もちろん、個別にレクチャーや研修をしてもらえる機会もあります。直近はコピーライティングのレクチャーを受けて、クリエイティブをつくる上でお客さまに響く文章の書き方を日々勉強しています。お客さま視点でわかりやすい文章を作成する上で、話題の絞り方・書き方を教えてもらい、Web施策のクリエイティブに生かすよう心がけています。
廣瀬
私は数値分析の領域に関心があり、実施した施策についてもっと深く考察できるようになるのが目標です。単純にDMの開封率・購入率の良し悪しで見るのではなく、キャンペーンをご案内したお客さまの購入状況・特性にまで目を向け、“どのようなお客さまに好評だったのか”“何を変えればより多くのお客さまに喜んでもらえるのか”まで考えるよう心がけています。
― 部署内でのさまざまなレクチャーを受ける中で、印象的だったエピソードはありますか?
廣瀬
受けた研修の内容をもとに、ほとんどの業務が明確にフロー化されているのは、本当にすごいなと思います。企画立案から実施、分析・改善に至るまで、スケジュールをどのようにたて、どの部署に共有が必要か…レクチャー後に自分ひとりで推進できるよう資料化されていて、初めてでも自信をもって仕事に取り組みやすいです。
古賀
資料化の話でいくと、いままで実施したキャンペーンの総評がファイルごとに整理されていて、ナレッジとして蓄積されていたのには「こんなに徹底しているんだ!」と驚きました。行き当たりばったりで議論せず、実施した施策の実績に基づいて検討を進めて、よりご満足いただける企画をお客さまにお届けしていきたいです。
― 貴重なお話をありがとうございます!インタビューの締めに、直近の目標やできるようになりたい仕事があれば教えてください。
廣瀬
まずはお客さまに満足いただける企画で、下期の売上目標を達成することが目標です。単純に売上金額をあげようとするのではなく、長くご愛顧いただくにはどのようにアプローチするのがよいか…日々考え続けています。
企画を提案する機会が増えているので、個人的にはプレゼンのスキルを磨きたいとも考えています。伝え方・話し方が上手になるよう、孫正義さんの動画をみながら勉強しはじめました。一人前の企画者としてステップアップしていきたいです。
古賀
廣瀬さんと同じく、インターネットでお買い物されるお客さまに魅力的なキャンペーンを提案し、Web部門での売り上げ目標達成を目指しています。ECサイトを利用するお客さまがさらに満足できるような、新しい企画を模索中です。
Web施策の改善を行う上で、いままでの実績をどう読み解き、施策にどう生かすかが大切だと考えています。最近は基礎的な思考から学ぼうと、データ分析の入門書を読みながら勉強し始めました。日々の報告や改善提案を通じて、経験を積んでいきたいです。
育成の仕組みづくりをさらに強化し、もっと「すごい組織」を目指します
ハーブ健康本舗は、昔から万全に育成の仕組みを整えていた訳ではありません。
事業規模を拡大していく中で組織の課題にぶつかり、お客さまに満足いただくサービスを提供する会社になるにはどうすればいいか…現在もなお悩みながら、育成の仕組み化に取り組んでいます。
ちょうど7月に開催された社内慰労親睦会では、昔のハーブ健康本舗を振り返ることがテーマに設定されていました。
バックトゥザフューチャーをイメージしたオープニングムービーとともに、創業から現在に至るまでの懐かしい写真が!
会社の歴史をよく知る社長や社歴5年目のベテランメンバーによる自己紹介タイムに加え、10年以上前の懐メロやTV番組にちなんだクイズ企画で盛り上がりました。
1998年に創業したハーブ健康本舗は、今年で27年目に突入しました。
お客さまに喜びと感動をお届けすることをミッションに掲げ、美と健康をサポートする商品・サービスを一緒に創造するメンバーは、いまもなお増え続けています。
一枚岩の組織としてさらに盤石な体制を築いていくには、メンバーの成長に直結できる環境を整え、会社全体での育成の仕組み化を強化することが重要です。
もっと毎日を楽しく、ずっと美しく健康でいられる社会を実現できるよう、引き続きハーブ健康本舗では組織づくりを見直し、一人ひとりが活躍できる会社として成長してまいります。
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執筆:住吉泰地(すみよしだいち)
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