日本国内から海外へのWebを使った販売の構築。中国・大手プラットフォームへの卸販売の推進。その他諸外国への販路拡大…。
ハーブ健康本舗では、2016年から本格的な海外展開を推進。日本よりも市場規模が大きく、まだ商品を手に取ったことがないお客様がたくさんいらっしゃる海外に、ブランドの魅力を発信しようと日々奮闘しています。
今回は、ハーブ健康本舗の【海外・卸事業】部門の中でも、海外事業を牽引するメンバーにインタビュー!グローバルに活躍する3名に、仕事内容や働く上での大変さ・面白さを、率直に語ってもらいました。
★メンバー紹介
江島(えしま)
経営企画として入社。現在は海外・卸の部門に所属し、全体の統括とバックオフィスのマネージメントを担当。
大戸(おおと)
海外部門の卸事業を担当。商品の売買に関する取引や広告プロモーション企画の商談まで幅広く対応する。
新徳(しんとく)
以前は国内外のEC事業を推進していたが、現在は規模が大きい中国の直販事業担当として販促を進める。
世界中に商品を届けるために…海外事業の仕事内容とは
― 海外事業はハーブ健康本舗の業績に大きく影響する事業のひとつ。現在も億単位の規模感で案件が動いています。その最前線で活躍する皆さんは、普段どのような仕事をされているのでしょうか?
新徳
私は中国の直販事業を担当しています。旗艦店の運用を整理し、費用対効果に見合った広告運用や、お客様との積極的なコミュニケーションを仕組み化しています。中長期的な視点で、事業の成長規模に合わせた運用を心がけています。
大戸
私は海外領域の中でも卸事業を担当しています。香港・アメリカ・台湾といった諸外国の販路を拡大し、各販路が安定的に稼働できるよう、代理店・卸先とやり取りしながら推進しています。
江島
おふたりが直販・卸の分野でスムーズに事業推進できるようサポートするのが私の役割です。具体的には、海外事業の部門全体の管理をしつつ、物流や書面のやり取りといったバックオフィス部分をマネージメントしています。
― 事業全体が前進するための役割分担が組織内で明確になっているのですね。昨年はコロナや政治リスクをはじめ市場変化が激しい1年でした。2023年がはじまって1ヶ月が過ぎましたが、市場の変化はありますか?
江島
会社として「勝負の年」ですので、海外事業もしっかりと波に乗って推進していきます。海外事業の肝となる施策のひとつが、中国版のTikTok『抖音(ドウイン)』です。
新徳
利用者が約8億人で、宣伝・広告効果が大きく、マーケティングの有力媒体として注目されています。ハーブ健康本舗としても、世界中のお客様への認知を拡大するために、抖音による販促の成功パターンをつくることが急務となっております。
新徳
昨年の3月から着手し、現在も策を打ちながら検討を進めています。成功すればかなりのインパクトがある一方で、近年は制約や規制が厳しくなり、かつ急激に変更されるため、難易度が高い施策です。日本市場との大きな違いですね。
大戸
他にも、中国のマーケットでは、「ライバー」と呼ばれる配信者による生放送での実演販売が注目され、各社の取り組みが始まっています。費用対効果的にハーブ健康本舗の商品を拡散できる策が実施できるよう、ライバー施策のような中国独自の流行や動きを読んで、積極的に取り入れるようにしています。
― 日本でも企業がSNSを利用して広告を発信するような動きがよく見られますが、中国はまた違った様相なのですね。
江島
その他、海外事業全体として商品ごとの販路拡大を継続的に実施中です。卸事業専売品のシリーズ展開を含め、商品開発やバックオフィス部門と連携しながら戦略を練っています。
大戸
直販ではさらにインドや東南アジアといった国々にも販路をひろげるべく、取組を進めています。ハーブ健康本舗をグローバルブランドに成長させることが部門としての使命ですので、まだアプローチできていない国々にハーブ健康本舗の価値を届けられるよう、引き続き頑張ります。
海外のパートナーと仕事をする中で感じる難しさ・面白さ
― 仕事をしていて、ココが大変!という部分はありますか?
大戸
世界の国々を相手にする仕事ですので、文化や習慣の違いを理解したコミュニケーションが求められます。また、国内とは違う海外市場独特の動きや急激な変化に翻弄されることも多く…。カルチャーショックを受けることがしばしばあります。
新徳
日本だと、案件の企画をして、承認され、準備期間に具現化し実行…といったプロセスを順々に踏んで進行するのが一般的です。しかし、中国だと案件実行までの期間のスピード感が早く、必要なプロセスを一気に並行して進めることがよくあります。
― 例えば、本来はちゃんとチェックして承認・実行、というプロセスを踏むべきなのに、チェックと並行して実行の準備も進める…みたいなことですよね。
江島
そうですね。スピード感がある一方で、準備中に重大なミスや方針変更が発覚するとやり直しになるなど、作業進捗が大幅に遅れることになります。並行して進めつつも、実行に対する仮説立てやリカバリ策も考えておかないと、有効で効率的な実行に繋がりません。
江島
また、仕事の進め方が異なるパートナー企業に対して、私たちが進行しようとする意図を理解してもらうことが大切だと考えています。パートナ―企業やプラットフォーム企業に丸投げしない。ロングセラーであり続けるためには、スピード感と合わせて、1つ1つ丁寧に、お互いに納得いくようコミュニケーションを図ることが重要です。
大戸
私も海外のパートナーとやり取りする際は、ハーブ健康本舗のビジョンや想いを伝えるよう、常に意識しています。目指す方向性を揃えて、本気でなんとかしたい気持ちを伝える。アイデアを出し合い、徹底的に議論する。先方もかなり前向きな気持ちでハーブ健康本舗の取り組みにお力添えをいただけたりします。
― 熱量の高いコミュニケーション!そういえば大戸さんは2021年11月に、パートナー企業様のプロモーション動画へご出演されたことがありましたね。当時からビジョン・想いを共有し、関係性が築けていたからこそ実現した企画だったのだと思います。
大戸
ありがとうございます!当時のパートナー企業とは、現在も一緒に仕事をしています。よりよいサービスを提供するにはどうすべきか…議論がヒートアップすることもありますが、グローバルブランドとして成長すべく、より多くの人へハーブ健康本舗の商品・サービスをお届けするサポートをしてくださっています。
新徳
たくさんの人に価値を届けることで、ハーブ健康本舗のブランド認知が拡大していきます。それに加えて、一度購入いただいたお客様とのコミュニケーションを通じて、よりファンになっていただく施策に、今期は力を入れていきたいと考えています。
― いわゆるCRM(※)ですね。国内のお客様については、CRM企画の部署でコミュニケーションの設計やクリエイティブの企画を進めていますが、海外はどのような状態なのですか?
※CRMとは「Customer Relationship Management」の略であり、直訳すると「顧客関係管理」。商品・サービス提供を通じてお客様とどう付き合っていくのか、コミュニケーションの全体設計からリピーター向け企画の立案・設計・具現化を推進する仕事。
新徳
中国の通販事業ではそもそもCRMという概念が十分に浸透しておらず、あまり成功事例がないのが現状です。テスト的に商品購入時の同梱ツールを工夫したり、次回以降クーポン特典付きで購入いただけるサービスを検討したりと、企画を進めております。
江島
ハーブ健康本舗の商品は、お客様の期待を超える喜びと感動を提供できる商品です。大事な商品だからこそ、たくさんのお客様にブランドの価値を知っていただき、ファンが増えるよう、海外事業の部門全体で引き続き推進しています。
中長期的な成長を目指して…海外事業が見据えるビジョン
― 海外事業として、これからも様々な取り組みを推進されるかと思います。最後に、目指す目標や将来のビジョンを伺いたいです。
新徳
2023年の高い目標に向けて、やるべきことを堅実にやっていく。課題を解決して進めていく。基本に忠実にこなしていきます。
新徳
短期的な成果に囚われず、CRM施策など中長期的な視点でハーブ健康本舗のブランド向上に貢献する取り組みに時間を割き、しっかりと土台づくりをしていきます。
大戸
新徳さんも話された通り、2023年は勝負の年ということもあり、目標値がかなり高いです。全力で取り組み、目標にコミットして結果を出します。
大戸
また、海外事業部門のみで完結せず、会社全体で海外に対する関心が高まるよう、海外ならではの情報や視点を社内共有し、グローバルブランドへさらに近づけるよう精進します。
江島
目標達成に向け、お客様視点で会社がやれるアイデアを絞り出し、やり尽くしていく必要があると考えています。海外でのブランド価値を向上できるよう、中長期的な戦略を、今期からしっかりブラッシュアップしていきます。
江島
政治・経済リスクをはじめ、海外市場は動向が読みにくい面もあります。しかし、同時に規模感が大きい市場でもある。そんな市場に挑戦するのはワクワクしますし、ハーブ健康本舗の他部署ともこの想いを共有して、お客様支持No.1のグローバルブランドとして、新たな海外展開を含め、大きな成果を出していきます。
2016年より本格的に稼働したハーブ健康本舗の海外部門。環境変化の煽りを受け、なかなか思うように動けない時期もありましたが、メンバー一丸となって乗り越えてきました。
世界があっと驚くユーモアと品質で、お客様支持No.1のグローバルブランドをめざす。
ハーブ健康本舗の価値と想いを世界中に届けるために、気持ち新たに頑張るメンバーの様子を、引き続き本ブログで追いかけていきたいと思います。
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執筆:住吉泰地(すみよしだいち)
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