通販事業の基幹システム構築から、自動化・システム化による会社全体の業務効率化推進、社内外のインフラ整備まで…幅広い領域で日々業務に勤しむ【システム】部門のメンバー。前回の記事では、具体的な業務内容を解説してもらいました。

その一方で、限られた人員でかなり幅広い守備範囲を網羅している実態も明らかになりました。本当にすごいことだけれど、これって大丈夫なのか…?もしかして本当は皆しんどいのでは…?仕事内容の話を聞きながら、少し心配になってきました。

「ぶっちゃけどうなの?」
日々の業務を振り返る3人…

同じハーブ健康本舗(以下ハーブ)社員としてこの状況は見過ごせない!そこで、急遽インタビューの時間を延長し、 メンバーが思う「仕事に対する本音」と、「仕事をこなすモチベーション」について話を聞かせてもらいました。

※ハーブ健康本舗の【システム】メンバー紹介

前山
インフラ領域を中心に、すべてのシステム業務を網羅的に管理・サポートするリーダー。

大島
通販事業の根幹である基幹システム領域をバシッと取り仕切る、頼れるお姉さん。

北山
業務の合理化推進を様々なシステムやツールを駆使し実行、実績を叩き出す実力派。

システム部門のこの業務量、ぶっちゃけ大丈夫…?

― そもそも現在、どういう人員体制で業務をこなしているんですか?

前山
我々3人と、1月から入社した新メンバーで業務を分担しています。また熟練した腕をもつ派遣社員のメンバーにも支えてもらい、みんなで広い領域をカバーしています。

― 前回の記事で業務内容を伺いながら、ミスが許されない分二重チェック要員が必要だったり、企画の実現に向け綿密に細部を詰め計画を練るのに時間がかかったり、業務内容的にかなりヘビーだなと感じたんです。実際どうなのかなと思って…。

大島
大変かどうか、でいえば…まあ大変ですね(笑)。

北山
そうですね(笑)。よく言えば、退屈で仕事に飽き飽きすることはないですね。前職でもシステム関連の仕事をしていましたが、その頃に比べてハーブは常に新しい改修や開発の案件が発生していて、アクティブな会社であると感じます。例えば、2年前に会社のシステムの入れ替えという大きなプロジェクトもありましたが、データ移行、諸々のシステム再設定、決済周りの切替など、やることが豊富で、かなりよい経験になりました。

「ハーブは常にアクティブな会社」
忙しい中で、個人/部署として経験値があがる環境

― 会社の規模が大きくなるにつれ、システムもそれに耐えうるものにグレードを上げたんですよね。

前山
会社の規模の話でいくと、今までになかったお客様へのアプローチを検討するようになった変化も業務を通じて感じます。部署を横断したプロジェクトを実現するためのシステム設計を詰めたり、新しい顧客コミュニケーションツールの検討も進めました。

北山
最近は会社全体として、化粧品のKCシリーズのブランディングやご案内に力を入れているので、システム業務も紐づいてやるべき業務が増えました。初歩的な話で、健康食品と化粧品ってそもそも税率が違う(健康食品:8%/化粧品:10%)から、その時点でいままでと同じシステム設定が出来ないんですよね。

大島
お届けする際の納品書に印字する文言とか、健康食品と一緒に同梱する場合の挙動とか、考慮すべきポイントが結構あって。出荷する際の懸念は、バックオフィスの出荷チームにも相談しながら、具現化に向け進めています。

新商品や新サービスをどんどん提供できるよう
バックアップ体制を強固にしている!

― お話を伺うと、システム業務は会社の事業の動きと常に連動しているのが特徴だと感じました。そして、皆さん前向きに業務に取り組まれているのがとても印象的です。

企画とシステム、連携して企画を実現するために。

前山
目の前の仕事を淡々とやるより、会社が何をやろうとしているのか、自分たちの仕事が事業のどの成果に結びつくのか、意識して仕事ができる。ここに魅力を感じる方は、ハーブのシステムに向いていると思います。

仕事をやりながら事業や成果に
目を向けられるのがハーブの特徴

― なるほど。話の流れで“ハーブのシステム”をもう少し深堀りしたいのですが、他社のシステム部門と比べてどんな特徴があるのでしょうか?

北山
コミュニケーションが重視される環境だと思います。事業と連動している、の話にも紐づきますが、実現したい企画のアイデアを具現化するために、販促部門やバックオフィスの関連各所と綿密に打ち合わせが必要なので、コミュニケーション量が多くなります。

前山
他部門とのやり取りは大島さんに信頼を寄せています。この3人の中で一番社歴が長くて、もともとコールセンター業務の経験もあるから、実際に電話で受注する現場のことも踏まえた提案をしてくれるんですよね。

コミュニケーションの重要性を語る3人
和やかな雰囲気(‘ω’)

― 現場感覚がある人の意見はとても貴重ですよね!大島さん的に、販促部門とコミュニケーションをとる上でどこに気を付けていますか?

大島
中立拠点でありたい、という想いがあります。企画側と現場の間に立ち、改修や実装する上でどちらかに偏った判断にならないよう、気を付けてメリット・デメリットを洗い出しています。アイデアを練る力とそれを実現する力、両方揃って初めてお客様によい商品やサービスを提供できるので、橋渡しの役目を意識してやり取りしています。 

― 特に規模が大きい会社ほど、「営業部門と事務部門は仲が悪い」みたいな話がよくありますよね。仕事内容の違いから部署どうしで対立してしまう。社内の雰囲気も濁るし、仕事の成果としても悪影響なのは分かるけど、やるべき役割や守るべきものが違うと、どうしてもぶつかってしまうこともあるんだと思うんです。そう考えると、橋渡しってすごく大事な役割ですよね。

大島
いかにお互いに業務理解するか、が解決の糸口なのかなと思います。お客様に喜んでほしい、よいものを提供したいという気持ちは皆もっていて、アプローチが違うだけ。それぞれの部署の業務の進め方や重視している点、強みを理解することで、企画が格段に進みやすくなるんじゃないかなって。

お客様に価値を届ける上で
「業務理解」が大事な要素である

前山
実際、企画の段階でシステム設定を理解しようと歩み寄ってくれるメンバーもいて、一緒に仕事すると僕らがやりやすいだけじゃなくて、案件自体がスムーズに進むんですよね。同時に、僕たちも企画する時の流れを理解し、達成したい意図やいままでの実績なんかもきちんと理解しないとなと思い、打ち合わせの際に分からないことを質問するよう心掛けています。

おしまいに――他社に負けないシステム部署を目指して

― 業務理解というキーワードが出ましたが、このブログの発端も「システムってどんな仕事をしているんだろう?」から始まったんですよね。業務内容や仕事に対する考えを伺う中で、企画は企画、システムはシステム…と単独で動くのではなく、関連部署で一緒に業務を進める姿勢を大事にしているのがよく伝わりました。

前山
ともすればシステムの仕事は、誰ともコミュニケーションをとらず、一人で黙々と開発に集中し対応できてしまう側面も確かにあるんです。でも、ハーブのシステム部門は、事業を動かしているんだという意識、経営者視点を強く求められるからこそ、先に話した企画部門とのコミュニケーションで勉強することが大切だと感じています。自分たちの仕事が事業を動かしているんだという意識で、他社のシステムに負けないようバージョンアップしていかないといけないですね。

大島
経営視点の話でいくと、会社承認のスピードが早いのも特徴ですよね。社長との距離が近く、迅速に決済や物事が進むのは、この会社の良いところだと思います。

ハーブの【システム】は経営視点を重視
圧倒的スピードで推進しています

― これは過去のインタビュー記事でも何度か出た話題ですね。「圧倒的スピード」が行動指針のひとつであり、役職者ごとに稟議を通して…と段階を踏まずに、良いものはサッと承認してパッと進める!会社視点でもスピード感あふれる選択が他社と戦う武器になるし、従業員視点でも決済までの道のりが最短で済むのは仕事がやりやすいですよね。

北山
決済はスピーディーなのですが、自社のサイトを利用したりお買い物されたりするお客様にとって最適なサービスとなるよう設計に十分時間をかけられる、っていうのもありますよね。

前山
そうですね。受託開発のエンジニアの場合だと、営業部門から決められた納期に沿って工数やスケジュールが決まってしまいますから、「本当はこんなことできたのに…」と歯がゆい想いをするのって結構多いんですよ。ハーブに入社し、「お客様視点は通販の基礎である」と口酸っぱく言われ続けましたが、お客様にとって最善になるようちゃんと検討できることを誇りに感じています。

― 重要な論点だと思います。では最後に、ハーブの【システム】部門が目指していく未来の話にも触れたいです。こんな風になりたい、こんなことを達成したい、などありますか?

大島
基幹システムで実現できる範囲を増やしたいです。それが他社との差別化になって、お客様ごとに細かく配慮したサービスを提供し、かつ現場のスムーズな業務推進にも貢献できる強いシステムの構築につながると思います。そのためにも、私自身のスキルアップに向け、担当業務の完遂と拡大を目指しています。

北山
合理化推進についても、会社の生産性アップにつながるよう、課題意識を強くもって推進していきたいと思っています。ひとりあたり2億円の売上を目指したい、という会社指針もありましたが、これを実現する上で、無駄の排除とフォーマット化・機械化による業務のスリム化は欠かせないことであり、それがシステム課の大きな役割だと考えています。

前山
もうひとつ、大島さんや北山さんのようなすごい人を、どうやったら今のシステム部門で輩出できるか、育成できる環境づくりにも力を入れていきたいと思っています。ITスキルや実務スキルを磨きつつ、他部署とのコミュニケーションや会社視点の理解も深めていく必要がありますが、どんな職場環境だとこれらを身に着けパワーアップできるのか…まだ手探りですが、他部署のやり方を参考にしながら実現していきたいです。いま勉強中のメンバーにも、独り立ちに向け頑張ってもらっているので、戦力を増やしてシステム課全体でしっかり成長したいと考えています。

― 貴重なお話をありがとうございました!普段の業務と違う世界があり、楽しく拝聴しました。こうやってシステムの業務について触れることも、業務理解に一歩ですよね!

明るい笑顔で締めてくれたシステムメンバー
ありがとうございました!

会社の生命線ともいえる【システム】。会社の事業成功に向け、各部署とコミュニケーションを図りながら、前向きに仕事をしている実態が明らかになりました。

あなたのまわりの身近なサービスも、きっと様々なシステムによって支えられているはず。どんなシステムが使われていて、どんな人が、どんな想いで働いているのか…いつもと違った視点で想想像してみるのも、面白いかもしれません。

※[システム]の仕事内容はコチラにもまとめています。

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