先日、パートナー企業のa-works様からインタビューを受け、ハーブ健康本舗(以下ハーブ)の採用実態を記事にしていただきました。

丁寧な文章で分かりやすく、かつ魅力的に表現いただき、感謝の気持ちでいっぱいです!実はハーブの採用活動を取材いただく経験が初めてで、私たちも客観的に自分たちの取組を振り返る貴重な経験となりました。

a-works様にも取り上げていただいた当ブログ――『ふんばるブログ』も、採用活動の一環で、就職や転職を検討中の方に“ハーブで働くこと”を知っていただくのを目的に、定期的に情報発信しています。

いつもは会社での出来事や社長・メンバーの想いをお伝えしている『ふんばるブログ』ですが、この採用広報の仕事はまだ触れていなかったなと気付き、今回は採用広報としてブログを書いている私からあなたへ、仕事内容や日々考えていることをお話させていただければと思います。

はじめに(自己紹介)

申し遅れました、『ふんばるブログ』の企画・更新全般を担当している住吉です。

新卒で入社して以降、最初は社長がつくる資料作成の手伝いに始まり、紙広告の手配、WEBの広告運用、メルマガ作成、商品開発を経て、2020年の4月より【経営企画】の部署に所属し、各種制度や育成の仕組み、社内ルールの設定管理、部署運営のサポートに取り組みつつ、定期的に『ふんばるブログ』で外部向けに会社の情報を発信しています。

採用オウンドメディア運用の仕事内容

『ふんばるブログ』はおよそ月に2回の更新頻度で定期的に情報配信しているオウンドメディアです。オウンドメディアは、ブログやSNSなど自社で保有している媒体・アカウントを指す言葉。ハーブでは、ブログからの情報発信をメインコンテンツとし、ものづくりへのこだわりや日々ふんばる社員の想いを記事にしています。

具体的にどんな業務をしているか?簡単にまとめてみました。

企画の検討

ハーブを知らない読者の方に興味をもってもらうには、どんな会社の情報を、どのように打ち出せばいいか。おおまかに企画の概要をつくります。アイデアは思いつくタイミングでめいっぱい書き出し、2,3ヶ月分ストックがたまるようにしています。

インタビューの実施

ハーブのブログは、会社の業務や取組に対する社員の価値観や想いに焦点をあてているので、インタビューし生の声を聴くことを大切にしています。該当の方と日程調整し、インタビューを慣行。みんな快く、本音をぶっちゃけて話してくれます(笑)。

記事の構成、文章の作成

インタビュー内容を踏まえ、記事の構成を練り、文章を作成します。インタビューの流れを崩さず、かつ論理的で分かりやすい構成を、魅力的な表現で…と口で言うのは容易いですが、いつも四苦八苦、悩みながら作っています…。

画像の用意

自分で用意するものもありますが、特にインタビュー写真は高クオリティにしたく、ハーブのクリエイティブ制作に相談し、インタビュー時の撮影や画像補正をお願いしています。また、各記事のトップ画像も毎回かっこよく制作してもらっています。

公開、拡散

文章と画像を投稿画面に打ち込んだら、社内で事前確認の後、公開します。その後は自社SNSアカウント(TwitterFacebook)でも情報を拡散します。

アクセス数などの実績確認

定期的に数値面も確認し、記事の反響やエントリー数への影響をみています。ただ、まずはコンテンツを充実させていくことを第一目的とし、数値集計するより記事の内容を考える方に多く時間を割くよう心掛けています。

採用オウンドメディア運用の課題――ブログを書き続けるのって大変だ!

いかなる時も順調に記事作成が進めば良いのですが、いつもそう上手く進む訳ではありません。白状すると、とにかく自分の中で迷走しまくり、もう1文字も書けない!書きたくない!!(;´Д`)と荒れていた時期もありました…。

ポジティブでもネガティブでもダメ?表現と話題選びの難しさ

会社や働いている人を魅力的に感じてもらおうとすると、自然とポジティブな表現が多くなります。でも、「アットホームな職場です」や「成長できる環境です」という書き方が、たとえ事実であったとしても、読者側から“自分で自分のことをベタ褒めしている”ような印象を与えることがあります。文脈にもよりますが、かなり気を付けるべきポイントだと考えています。

実はこの表現の課題は、冒頭でご紹介した a-works様に、採用活動をご支援いただく中で教えてもらったことのひとつ。記事をつくりながら、ふと読み返すとこういう表現が蔓延していたりして、「あんなに気を付けていたのに…」と、愕然としてしまうこともしばしば。

かと言って、会社の課題やネガティブな側面を話題にすればいいという問題でもない。少しエッジのきいた記事をつくろうとして、「この話題は読む人がネガティブに感じると思う」「もっと他の話題がいいんじゃない?」と社内から指摘されたこともありました。いくら外部向けとはいえ、ハーブメンバー全員が目にするブログですから、皆が自信をもって「うちの会社です!」を胸を張れるよう、話題選びにも神経をつかいます。

記事を読んでくれる人にどういう印象を与えるかを想像し、 いかに相手目線で文章がつくれるか…文章をつくる上でよく言われる格言ですが、本当に難しい。一生向き合い続ける課題なんだろうなと感じています。

マルチタスクで頭が切り替わらない…自身のモチベーション管理の難しさ

会議に参加して協議したり、社内プロジェクト推進に向け資料をつくったりしつつ、ちょっと30分空いたからブログを書こう!とすると、なかなか筆が進まない…というのが頻繁にあります。 思考回路が違うというか、どうしても頭がブログを執筆するモードに切り替わらないんです。

組織づくりや各種社内プロジェクトの推進、部署運用のサポート、社内研修制度の構築や一部社内制度の運用など、おかげさまで様々な実務を担当させていただいています。それ自体は経験値も増えるしプラスになるのですが、その分ブログ運用にかける時間をどう確保するか…自身の中でも重要な課題です。

もちろん、「急ぎ案件もないし、今日は1日ブログに時間を使おう!」なんて日もあります。意気揚々と取り組むのですが、なんとなくその日はうまく考えがまとまらなかったり、書いている内容がしっくりこず、結局途中まで執筆した文章を消して、構成からやり直す…なんて日もあります。自身でモチベーションを管理していくのは至難の業。良い方法があればぜひご指導・ご鞭撻お願いいたします…。

オウンドメディアにて情報発信する上で「本当にやるべきこと」

月日は流れ2021年10月現在。表現や話題選びに苦しみ、時間捻出やモチベーション維持にもがきながらも、なんとかこの『ふんばるブログ』の発信を続けています。あと数ヶ月もすると、ふんばるブログも開設3年目に突入します。なんて早い!

更新を続けていく中で、自身でも社内外問わず、たくさんの方に相談しアドバイスをもらいながら、オウンドメディアで自社の情報を発信していくってどういうことなんだろうと、ずっと考えています。そんな中で、「ああきっと、自分がやらないといけないことは、こういうことなんだろうな」と思ったことがいくつかあります。

本当にやるべきこと① 社内のメンバーと話し尽くす。

ありきたりかもしれませんが、会社のメンバーとのコミュニケーションは採用広報において死ぬほど重要。ひとりでブログの企画・運用を担当しているのですが、ひとりで出来ること・考えつくことには限界があり、周囲に助けを求める重要性を痛感しています。

いま会社でどんなことが起こっているのか?どんなことに踏ん張っているのか?ブログの面白い切り口を見つけるためにも、まずは「知る」から始まります。広報活動は社員の協力が肝心、とよく言われますが、幸いにもハーブメンバーは積極的に助けてくれます。本当にありがたい!

加えて、会社の代表である永松と、また採用企画や実務を担う人事メンバーとは月1で定例会をひらき、ブログ以外の話題も含めて密に情報共有や相談をするようしています。ともすればブログ運用自体は、担当者のみで完結できる側面もあるのですが、採用活動は会社の組織づくりにも密接に関わるため、会社方針・人事方針をしっかり理解し、組織の方向性や求める人物像の変遷を追うようしています。

本当にやるべきこと② かっこつけない。

ブログの更新を続ける上で、社内外たくさんの方から、「こんな風にするとよいよ」「こういう点に気を付けて書こう」とアドバイスをいただきました。その中でもとりわけ好きなのが、「かっこつけてはいけない。なぜならダサいから」

最高に分かりやすい真理。嘘をつかず、見栄をはらず、素直に感じたことを書く…記事を書く上で、究極に大切にしています。

執筆に熱が入ってくると、冷静さを欠いて、ついかっこつけて書いたり、キラキラした表現にしてしまいがちなので、常に気を付けています。特に私は、長文で冗長になったり、強い印象の言葉を並べ過ぎる傾向にあるので、書いた後しばらく時間をおいて冷静に見つめ直すよう心掛けています。

本当にやるべきこと③ 書きたいものを書く。

仕事だからやる、ではなく、書く人が真に「書きたい!」「うちの会社のコレを知ってほしい!」という強い思いで記事をつくるのが一番。期日に追われて適当に書くよりも、想いがのった良い記事が書けるし、自分も楽しんで書けてモチベーションが上がるので、一石二鳥だと思います。

もちろん何を書いたってOKとは思っていません。でも、他社のサイトでも見かける社長や社員のインタビューをテンプレのごとく使いまわすのは、少なくともハーブの理念である“今まで誰も見たことがない新しさを感じる「すごいの」を出そう”には反しています。今までに誰も見たことがない新しさ、「そんなことまで言っちゃうの!?」と思わず目をとめてしまう記事を書くよう心掛けています。

自分が心の底から「伝えたい」と思うこと、「知ってほしい」と感じること、そういった直感を大切にし、書きたいものを書くという意思を大事にしたい。そんな想いで、毎日毎日、攻めた内容を考える日々です。

おしまいに

いまだに悩むことも多いですが、ブログを始めたばかりの頃に比べて、書く仕事って楽しいなと思えているし、この仕事が自分の役割であると自信をもって言えるようになりました。面接に来社された方が事前にブログをご覧になって、「○○の記事はすごく面白かった、ほかの会社にはない切り口でした」なんて言ってもらえた日にゃ、お赤飯を炊くほど嬉しいものです。

とはいえ、まだまだ広報のプロと豪語するには経験が足りていません。「採用広報が本当にやるべきこと」なんて仰々しいタイトルをつけてしまいましたが、まだまだ勉強中の身。会社の成長に合わせて取り組む範囲を広げていかねばと、最近は業務の合間をみて、ほかの会社の事例を調べるようにしています。大企業が目立っていたり、先進気鋭の会社が面白い取り組みをしていたりすると、「先越された!」と悔しくなってしまいます。

このブログが近い将来どんな風にバージョンアップできるか、今はまだ分かりませんが、メンバーの協力を仰ぎつつ、飾らない言葉で、書きたいものを思い切り書きながら、会社の情報発信にいそしみたいと思う次第です。

ハーブ健康本舗 住吉

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