あっと驚く「ユーモア」と「品質」を磨き、お客様の期待を超える商品を創造する。長年お客さまの美と健康に向き合ってきたハーブ健康本舗が、ものづくりのコンセプトとして掲げている価値観です。

世界中にファンをつくるべく、いままでにない新しい体験・喜び・感動・楽しさ・快適・便利をお届けしようと、創業から27年間、変わらぬ想いでものづくりを続けています。当初は代表ひとりで進めていた商品開発。現在は代表の想いをメンバーが引き継ぎ、斬新な切り口&圧倒的な開発スピードで、日々業務に取り組んでいます。
商品開発を進めるにあたり、ハーブ健康本舗で毎週欠かさず行われるのが商品開発会議です。この会議は、お客さまに喜びと感動を提供する商品づくりを推進する上で、重要な役割を担っています。

本来は企業秘密である商品開発会議ですが、今回は特別に会議の現場に密着させてもらうことに!写真とともにご紹介するとともに、会議に参加している商品開発メンバーへ、ものづくりに対する想いをインタビューしました。
部署をまたいでみんなで商品開発!?熱論が繰り広げられる会議に密着
商品開発会議は、文字通り“商品の開発に関わる会議”です。商品開発・品質管理・広告法務のメンバーを中心に議題が取りまとめられ、毎週1回、5階の会議スペースに集まって実施しています。

ハーブ健康本舗で取り扱っている、モリモリスリムをはじめとした健康食品・化粧品。商品開発会議は、各シリーズの新商品開発やリニューアルの進捗報告・相談を行う場として機能しています。
取材したこの日は、新商品開発を進める上でのツールに掲載する訴求内容について、議論が交わされていました。配合する素材や優位性のあるポイントを確認しながら、お客さまが魅力的に感じるベネフィットは何か?そのベネフィットをどのように表現すれば魅力が増すか?参加者全員で知恵を絞ります。

ハーブ健康本舗の商品開発の仕事は、素材や配合を考えるだけではありません。開発する商品の優位性や特徴、訴求ポイントを資料化したり、商品ページをはじめとするツールを制作したりしています。商品開発会議では、制作段階の資料・ツールチェックや、内容に関する相談を行い、よりよい仕上がりになるよう、その場で各部署の視点からアイデアを出したりフィードバックを行ったりするのが特徴です。
また、商品を開発する段階から適正な商品仕様・製造環境の整備・パッケージ表記を徹底しており、懸念事項は会議の場で払拭するようにしています。健康食品・化粧品の販売業者は、厳格に定められた法規ルールに則ってお客さまに商品を提供しなければなりません。法規対応に関するトピックスは品質管理・広告法務メンバーにて取りまとめられ、商品開発会議の議題にあげられます。

特に直近は、健康食品の販売ルールの大きな見直しが控えており、スムーズに対応すべく、商品開発チーム総出で準備にあたっています。この日の会議では、法規ルール見直しへの対応について進捗が報告され、実際のパッケージ表記の変更内容が共有されていました。
商品開発会議に参加するのは、商品開発担当者だけではありません。決裁者である代表・永松をはじめ、各販促部門の責任者が同席しています。開発メンバー以外も同席の上で会議をしている点は、ハーブ健康本舗の商品開発会議で特徴的なポイントのひとつです。

広告企画・CRM企画・EC事業・国内卸…。商品の売り方を考えるメンバーが開発段階から議論に加わることで、売り出されている競合商品や市場ニーズのトレンドを踏まえ、お客さまに響く訴求を追及できるようになりました。
中でも、販促部門から提供される競合他社の動向・直近販売されている商品情報は、重要な話題のひとつです。類似商品とどう差別化するのか…シリーズ類似品と比べた際の優位性を、販促部署と意見を交わしながら、お客さま視点で深く検討しています。

創業当時はハーブ健康本舗の商品をひとりで企画・開発した経験をもつ代表・永松。週次の会議に参加してもらう中で、その場で決裁が必要な案件を即時判断してもらえるようになり、開発スピードが各段にアップしました。「お客さまに喜ばれる商品を誰よりも早くつくってお届けしよう」という想いを実現すべく、その場で決められることは即決めるスピード感を重視しています。
加えて、事業全体の設計に関わるマーケティング戦略室・経営企画メンバーが同席。開発に関わることで、中長期的な方針に沿った商品展開の実現を目指しています。より定量的な視点で意見をもらい、開発する商品が事業の成長にどのように貢献するのか、経営視点で検討を進められるようになりました。

さらに、商品のパッケージ制作を担当しているクリエイティブ制作のメンバーが会議に同席しています。商品の素材・配合といった中身の部分はもちろん、お客さまの目に触れるパッケージのデザインは、新商品の魅力を左右する重要な要素です。

商品開発会議では、新商品やリニューアル品のパッケージデザインに関する議題が頻繁に取り上げられます。クリエイティブ制作のメンバーが、複数パターンのデザインアイデアを会議に持ち込み、出力した実物を確認しながら全員でディスカッションするスタイルです。
色み・フォント・記載する文言・素材のシズル感…パッケージデザインで表現できる魅力を最大限引き出すべく、会議内で頭をひねる参加者の面々。商品を販売する上での法規ルールも意識し、適正な表示になっているかの観点もふまえて、商品開発会議でパッケージデザインを確認します。

時間にして約1時間。お客さまに期待を超える喜びと感動を提供すべく、白熱した議論が行われました。
訴求への徹底したこだわり…商品開発会議に参加しているメンバーの想い
商品開発部署のメンバーは、どのような想いでものづくりに取り組んでいるのでしょうか?商品開発会議に参加している中川・中井に話を聞きました。

商品開発 中川
2021年4月入社。化粧品開発を中心にさまざまな商品の企画・開発やブランドづくりを担当。KCシリーズのブランドマネージャーでもある。

商品開発 中井
2023年7月入社。品質管理を経て、現在は季節限定品をはじめとする健康食品の商品開発業務を担当。
― 毎週開催されている「商品開発会議」ですが、実際の開発業務にどのように生かされているのでしょう?業務に携わる中で感じていらっしゃることはありますか?

中井
各部門の責任者が集まってコミュニケーションをとれる場があるのは、商品開発を進める上で非常によい機会だと感じています。一番のメリットは、業務の進捗スピードが早い点です。週1で新商品や既存商品の改善について報告・相談でき、緊急度の高い案件もタイムリーに解決できています。
中川
次回に持ち越さず、その場で決めることが多いんです。会議中、参加者から開発予定の商品に関する質問・確認事項が出たら、その場でパートナー企業のメーカーさまにお伺いすることもあります。売り場の責任者や、パッケージをつくるデザイナーが参加しているので、開発に関する判断と共有が素早くできます。

中井
制作チームを内製していない会社だと、デザイン会社に外注してパッケージを制作するのが一般的ですが、ハーブ健康本舗の場合は、クリエイティブをつくるメンバーが一緒に開発の会議に参加します。商品の訴求・開発の想いを共有できる点で、クリエイティブの制作業務を内製化できる体制は、ハーブ健康本舗の強みです。
― クリエイティブ制作をはじめ、各分野のエキスパートがそろって議論する協力体制を生かし、圧倒的な商品開発スピードを実現しているのですね。

中川
中途入社するとよくわかるのですが、ハーブ健康本舗の商品開発にかける時間は本当に短いんです。お客さまのためになる商品をいち早くリリースしていく上で、開発状況を細かくすり合わせつつ、困ったときすぐに相談できる環境は大切だと思います。
商品開発会議はもちろん、部署内でも部署責任者とマンツーマンで進捗確認MTGを行っているんです。開発業務を進める上で何かしら課題が発生しても、すぐに相談・軌道修正できる環境ではたらけています。
― 担当者ひとりで業務を進めるわけではなく、チームとして協力しながら商品をつくりあげるのですね。

中川
そうですね!商品の訴求やパッケージの印象について、商品開発会議に参加したメンバー一人ひとりから意見をもらうことがあるんです。開発担当者だけでなく、さまざまな視点からアイデアを出し合い、みんなの想いをものづくりに反映させています。
中井
販売の最前線にたっているメンバーが商品開発の会議に加わることで、開発業務の視点が広がると感じます。きちんと議論を重ねて会議の時間が有意義になるように、商品の設計・訴求に対する自分の意見を常にもち、積極的にコミュニケーションをするよう心掛けています。
― 部署をまたいで開発を進める点は、ハーブ健康本舗の商品開発における特徴だと感じました。おふたりがハーブ健康本舗で開発業務に携わる中で、何か感じたことはありますか?

中井
ハーブ健康本舗に入社するまで、お客さまに支持される商品を開発するには、直感的なアイデア・ひらめきのセンスが問われるのかなと思っていたんです。入社してみて、実際に商品開発に関わる中で、入稿期日の寸前まで全員で何度も検討を重ね、こだわり尽くしているのに驚き、ここに商品力の秘密があるんだと強く実感しました。
偶然ひらめいたアイデアがバズったわけではなく、緻密に練られた計画をもとに、一つひとつこだわりを積み重ねてできている。企業理念の「すごいの出そう」を体現する商品が開発できるように、私もこだわりをもって仕事をしたいと思っています。

中川
私も入社して間もない頃は、そこまでこだわるんだ!とビックリしました。ハーブ健康本舗では、妥協するところが何もないくらい細かい部分すべてに気を配り、訴求を磨くことに力を入れています。徹底的にこだわるからこそ、お客さまの嬉しいお声が定期的にくるのだと思います。
― お客さまに喜んでもらえるよう、妥協せずこだわり尽くして仕事をされているおふたり。商品開発の仕事をする上で、大切にしていることはありますか?
中川
お客さまの存在をいかに想像するかを大切にしています。お客さまからいただくお声を熟読し、開発した商品を使ったお客さまが想定通りに満足しているか。何に悩み、何を求めているのか。お客さまの意見を吸収して、お客さまの姿を想像して開発するよう心掛けています。

中井
私は“わかりやすい表現”が自分の課題だと思っています。商品開発会議に参加しているさまざまな立場のメンバーに、開発しようとしている商品の特徴・企画の魅力をどう伝えればいいか…開発の知識があっても、それを共有し議論するのは大変で、どうすればわかりやすく伝わるか、常に悩みながら仕事をしています。
中川
わかりやすく伝えるのって、商品開発会議の場でもそうだし、お客さま目線でも大事な観点ですよね。社長からはよく、小学生でもわかるように説明しようと言われます。重要な視点ですが、文章・訴求を考えるのは難しいです。深く考えれば考えるほど難解になるし、簡単にすればするほど浅くなってしまって…。
― わかります!料理をみて「美味しそうな料理だ」と表現すれば確かにわかりやすいですが、食材の彩りや食欲をそそる香り・食感・口に広がる風味・ボリューム感といった、詳細な魅力は伝わらないですもんね…。

中井
詳細に伝えようとすればいくらでも言えるのですが、小難しくなるんですよね…。商品開発の根拠資料として論文を引用することがあるのですが、専門用語が多くて、論文の表現そのままだと販促には使えなくて…やはり商品開発には、魅力的に表現する力が必須だと思います。
― 貴重なお話をありがとうございます!インタビューの締めとして、商品開発を進めるおふたりの、今後の目標があればお伺いしたいです。

中川
化粧品・ヘアケアシリーズの拡販に向け、いままさに新商品開発の企画・開発がラッシュで進行しています。いままでにない斬新な切り口で、かつテクスチャーと実感力に優れた高品質なアイテム。ハードルは高いですが、多くのお客さまが手に取り、感動してもらえるような商品をつくるために、引き続き頑張ります。
中井
私の場合はこれまでずっと商品開発の仕事をしていた訳ではありません。挑戦しはじめたばかりなので、さまざまなジャンルの開発業務にチャレンジしながら、お客さまにずっと使い続けてもらえるような商品を開発したいと考えています。また、健康食品は法規ルールの変更が控えているので、スピード感をもって開発に着手していきます。

部署をまたいだ協力体制&妥協せずこだわる姿勢で、これからも“すごい”商品をリリースします
各部署の担当者が同席している中で、常にスピード感を意識しながら進行している商品開発会議。

お客さまに魅力的な価値をお届けできるよう、さまざまな視点で意見を出し合い、いままでにない高品質かつユーモアあふれる商品を生み出すための社内体制が、しっかりと構築されていたのが印象的でした。
定期的に会議を行い、業務を進める商品開発メンバー。お客さま視点で訴求・表現と真摯に向き合い、日々頭をひねって開発を進めています。一人ひとりが妥協せずこだわり抜くことを大切にしており、部署をまたいで協力し合いながら仕事をしていることがわかりました。


これからも、企業理念「すごいの出そう」を体現し、お客さまを感動させる商品づくりを進めてまいります。
2025.2.18


著者:住吉
2012年にハーブ健康本舗へ入社、以後10年近く社員として在籍。2022年2月より独立し、現在は外部の立場からハーブ健康本舗を見つめ、ブログを通じて情報発信をしている。